収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

ファッション誌10冊読んでも「欲しい服」が1枚もなかった話。

収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です

 

ゴールデンウイーク初日。朝イチで予約を入れていた美容室に行ってきました。

ここ数日で気温がぐっと上がったので、そろそろ夏服の準備も始めようと思っていたところ。

施術の間に30〜40代向けのファッション誌5種の最新号(STORY、VERY、LEE、CLASSY、Oggi)を熟読しました。

 

アタイの担当美容師さん、トトロを人間にして丸メガネをかけた感じの男性(高校生の娘がいるそう。推定40代後半)なのですが、無駄なおしゃべりをしなくて距離感抜群な上にとっても気が利く素敵な人。私が読み終わった雑誌をすぐさま回収して、新しい雑誌を持ってきてくれます。

5冊読み終わったので、それぞれの前月号も持ってきてもらって、計10冊に目を通しました。

…が、メジャーな女性ファッション誌10冊を眺めても、1枚も「欲しい」と思える服がなかったのです。

 

20代後半までは、毎月数冊のファッション誌を購入して、気に入ったコーデを切り抜いたり「欲しい物リスト」を作ったり、雑誌の着回しコーデを参考にシーズンごとのお買い物計画を立てていたはずなのですが…

 

決して洋服に興味を失ったわけではないのです。

「ファッション誌を見ても、欲しいと思える服が見つからない理由」は、きっと以下の通り。

容姿端麗なモデルさんが、完璧なメイクとスタイリングで撮影に臨んだ「ベストショット」だらけのファッション誌は、プロ集団が作る商品としては「完璧」。だけどその完璧さが、逆に一般市民の生活と重ねるには現実離れし過ぎているんだよね…。

 

SNSが今より広がっていなかった頃は、雑誌の中で繰り広げられるメディア発の「理想の世界」を参考に、それらのエッセンスを自分の生活に合わせて取り入れるのが楽しかったようにも記憶しています。

でも、スマホをいじれば(相応の加工はあるものの)プロのモデルより一般人に近い各ブランドのスタッフやインフルエンサーの「等身大の着こなし」を秒で検索できる時代。

「作り込まれたベストショット」の大群を眺めても、自分自身がそれを着て生活しているイメージとかけ離れていて、「欲しい」という欲求を喚起するまでに至らないのです。

 

過去記事を振り返ってみると、そもそも私がファッション誌を買わなくなった理由も「現実感の希薄さ」にあった様子。「これ着て仕事するの難しくない?」っていうコーデばっかりなんだよね…▽

yuringo738.hatenablog.com

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マスメディアの発信する「流行」には、なかなか物欲を喚起されなくなってきてるんだよね…。

コスメでいえば、メイクアップアーティストの小田切ヒロさんや長井かおりさんのYouTubeを参考に「ヒロ買い」「かおり買い」ばっかりしているように、「信頼できる個人(運営は組織的にやってるかもだけど)」の発信の方に「物欲」を掻き立てられるのです。

「ファッション誌10冊の中に、欲しい服が1枚もなかった」という事実に軽く驚きつつ、カットとカラーを済ませて花を買って帰りましたとさ。

 

ファッションにも、属性と好みが似ている「これぞ」と思える等身大の発信者が見つかれば、是非とも参考にしたいと思う次第…

 

明日も愉快な人生を〜