いつの頃からか、「ファッション誌」を手に取ることが少なくなった。
洋服に興味がなくなったわけでは全くなく、ショップを眺めて歩くのも好きだし、
お気に入りのブランドのサイトやインスタは、週に3、4回はチェックしている。
だけど、ふと気づいたら、
2年以上「ファッション誌」を買っていない・・・気がする。
美容室で読んだり、店頭でぱらぱらめくってみることはあるけれど、
自分の財布からお金を出して買っていない・・・
と、いうことに気づいて、軽くビックリ。
だって昔は、大の「雑誌好き」だったから。
大学生のころは「With」(講談社)、「MORE」(集英社)は毎月必ずどっちも買っていたし、気に入った特集があれば「non-no」(集英社)、「Soup」(休刊…)も頻繁に買ってた。
キャンキャン、JJも読んでたな~。
洋服の「軸」が固まってなかったこともあるけど、
実際に雑誌のコーデを真似したり、流行りをチェックして買い物の参考にすることが多かった。
田舎から上京したばかりの大学生(高校時代は制服、休日はジーパン&Tシャツ)にとって、ファッション誌って「教科書」だった。
メイク特集も、楽しく読んでいたな~。
・・・と、思い出話になってしまうのは
ここのところ、ほとんど、ファッション誌に「トキメク」経験をしていないからかもしれない。
店頭で「パラパラ」して思うのは・・・
「ん~、コレじゃないんだよなァ・・・」感。
私の感受性が鈍くなってしまったのか?
年を取ったせいなのか~?
「ファッション誌」に載ってる服に、ワクワクしなくなっちゃった。
だって、「これを着て会社に行ってる自分」が、想像できないから。
「お仕事コーデ」で紹介されているのが、
ふわっと広がったパステルカラーのスカートだったり
床につくほど長い丈のワイドパンツだったり、「書類、入らないじゃん!」て感じの小さいバッグだったり。
なんていうか、「仕事のためのオシャレ」じゃなくて「オシャレのためのオシャレ」って感じ。
ほんと、紙面に載っているモデルさんのスタイリングは
隙なく「オシャレ」ではあるのだけれど。
けれどもね。
ショップのサイトに載っている、店員さんの「リアルな着こなし」の写真の方が、
よっぽど参考になっちゃうんだよね。
しかも無料で見られるし・・・
気に入ったら、その場でポチっと買えちゃうし。
出版社も大変なのだろうな~。とは、思う。
ライフスタイルも好みも多様すぎるほど多様化している中で、
「働く30代女性」という括りでファッションを提案するのは、
難しいよね。
でも、最近のファッション誌は、それが流行りなのかもしれないけれど、
オフィス向けの服として紹介しているスタイルが
「カジュアルすぎる」ような気がしている。
こんなの着て、会社には行けないよ~。
いや、地域や職種によっては、こういうカジュアル大歓迎な職場もたくさんあるのだろうけれど。
もっと、リアルに「普通の職場」で働く人の参考になるような
素敵なスーツの選び方とか、ジャケットの着こなしとか、
たくさん歩いても疲れなくて見た目もかっこいい靴とか、
書類が入る大きさのデザイン性の高いバッグとか
そういうのがたくさん載っている雑誌が読みたい・・・と、思うのです。
世の中では、そういうの需要がないのかな?
「会社に着ていけるコーデ」がたくさん載ってる雑誌、読みたいです。