新型コロナウイルス禍で、圧倒的に手に取らなくなった(購入しなくなった)モノ。
その一つに、「ファッション誌」がある。
感染が本格的に拡大する前から、なんとなーく感じていたことではあったのだけれど↓
夏頃の第2波、年末からの感染の再拡大、そして首都圏をはじめとした「緊急事態宣言」の再発令。毎年、2、3回は買い物やらなんやらで出かけていた東京にも、昨年は1回も行かずじまい。それどころか急にテレワークが推奨されるわ飲み会も極力控えるようお達しが出るわ、軒並み外出の機会が減る始末。
つくづく…
「洋服」って、相当の割合で「対他者」のために纏うものだったんだなあ…と、
身に染みて感じている。
旅行にも飲み会にも、仕事にも行かなくていいとなったら、
「新しい(しかも、わりといいお値段の)おべべ」なんて
買う必要がなくなってくるよね。
そんなこんなで、アパレル関係は相当に厳しい状況にあるのだろうなと、容易に想像できる。好きなブランドもセールが始まっているけれど、いい感じに素敵なジャケットが50%オフでも「在庫あり」のまま何日間も表示されているもん。(オンラインショップ)。売れないのだろうな、服。
実際、私も今年こそは買い換えようと思っていたコートの購入を見送ったし。だって着ていく場所がないんだもん。
ファッション誌も、ずいぶんご無沙汰だよ。
「マスクと洋服のコーデ」を提案している女性誌もあるようだけれども、う~ん…。ねえ…。自分の財布を開くまでの、購買意欲につながらないのです。
そんなこんなで、本格的に「さよなら、ファッション誌」って感じになっています。
少数精鋭のクローゼットを眺めながら、今年はもっともっとアイテムを絞り込んで、実験的なくらいミニマムなワードローブを目指したいなと思っているところです。
例えば、同じブランドの同じデザインの「色違い」のスカートを3枚そろえて、仕事用のボトムスはそれだけにするとか。
トップスは白のブラウスを5枚そろえて、月~金で1回ずつ着て土曜日にまとめて洗濯するとか。
パンプスは1シーズンではきつぶす!と決めて、1足を半年ずっと履き続けるとか。
ファッション誌からはとことん、距離を置いて、洋服と自分との関係を見つめ直してみたいと思う。
さよなら、ファッション誌。
私は本当に着たいと思える服を、「流行り」とは別の軸で、選んでいきたいと思っている。