「好きな色は?」と聞かれたら、「白」と答えます。
清潔感があって万能で、儚げで誠実そうで。
白という色自体は「無彩色」に分類されるけれど、いくつものイメージを持つ「多彩な色」だと思っています。
そんな「白」は、暮らしのあちこちで存在感を発揮してくれます。
例えば、食器。きょうのおやつは、枕のメンテナンス帰りに購入したカヌレです。
▽一つだけ載せても…
▽欲張って二つ載せても…
おやつの時間を楽しく演出してくれる、白いお皿。
ちなみに、この白いお皿。昨年9月の「中秋の名月」の夜には、ウサギの形の和菓子(まんじゅう)を載せていました。
白い皿に白いお菓子を載せるのも、いいもんだ。
何を載せても、美味しそうに見せてくれる白いお皿。
度量が深い、白いお皿。
おやつタイムに欠かせない、我が家のヘビロテ食器です。
ずっと前に、全国の工芸作家さんが出店するクラフトフェアで購入したもので、
後藤奈々さんという、新潟県の作家さんの器です。
▽後藤さんの器、どれも素敵なのです…
▽中秋の名月に寄せた過去ブログは、こちら。
▽洋服も「白」が好きです。
「白」に惹かれる背景には、
雪国生まれ、ということが関係しているかもしれません。
雪が降りそうな日の朝の、冷たく少し甘いような匂い。
お正月に帰省したときの、地元の風景。
音を吸い込むように、しんと静かに広がった一面の雪。
優しそうなのに冷たくて、
柔らかいのに硬くて、
清潔なのに、すぐに汚れる。
そんな「白」が、私はやっぱり、いちばん好き。