収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指す、ミニマル志向の30代。

洋服を、「美しく健やかに」消費する。

あ、この本、絶対に「刺さるやつ」だ…。

紀伊国屋書店で背表紙を見た瞬間に、久々に直感した本。

「すこやかな服」(マール コウサカ著/晶文社

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たった一着の服が、自分だけではなく見える世界さえも変えてしまうことを知っている  ー「はじめに」より

著者のマールコウサカさんって?

著者紹介欄により引用します

1990年生まれ。東京都出身。大学卒業後、文化服装学院のⅡ部服飾科(夜間)に入学。2016年、在学中にファッションブランド「foufou(フーフー)」を立ち上げる。細部までこだわった美しい服はもちろん、今までにない新しいスタイルの販売方法が注目を集める。それは実店舗を持たず、製品は自身のSNSで公開した後、全国各地で試着会を開催し、その後、オンラインストアでのみ販売するというもの。今作が初の著書になる。

「foufou(フーフー)」というファッションブランドは、この本を読んで初めて知りました。実店舗を持たず、全国での試着会を経たあとにオンライン販売だけで消費者に届けるというスタイルが特徴のよう。

そして、「セールはしないで売り切ること」を基本姿勢としているんだって。

 

呼応するように私、「セールしない洋服屋で服を買いたい消費者」なので、ここにはとても感銘を受けました。↓過去記事もご参照ください↓

yuringo738.hatenablog.com

foufouの基本的な姿勢として「作ったものは売りきる」これに尽きます。

セールはこれまで一回たりともやったことがありません。セールは確かに楽しいし安く買えるのでラッキーに思えてしまうのですが、実は誰もヘルシーではないというのが僕の考えです。(「すこやかな服」85ページ目より引用) 

 この本には、マールコウサカさんのファッションに対する姿勢や洋服づくりに至るまでの経歴のほか、「セールをする前提で価格設定している」という、いまのアパレル業界の苦しい商戦の背景についても書かれています。

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「洋服を買う」って、どういうこと?

「着る」って、どういうこと?

読んでいくうちに、洋服を通じて「美しくすこやかな消費」について考えることができます。

買ってくれた人も作ってる人も売ってる人もハッピーでヘルシーな関係で続けていけるなら、それってどう考えても最高なんじゃないでしょうか。

(「すこやかな服」184ページ目より引用)

「美しくすこやかな消費」って、なんだか健康的でいいよね。

この本を読むまで「foufou(フーフー)」というブランドは知らなかったのだけれど、インスタを見てみたらたくさんの着用画像が出てきた。

カーテンみたいにたっぷりの生地をつかった、きれいなひだがたっぷり入った、「くるくる回りたくなる服」。


オンラインショップも、いつでもどのデザインでも買えるわけではなくて、販売情報はライン登録して日々チェックする必要があるみたい。私もさっそく、登録して、先日1着の黒いドレスを注文した。

8月に予約して、届くのは11月下旬とのこと。

洋服に関して、こういう買い方をするのは初めて。ネットショップは注文して3、4日もすれば届くのが「普通」だから。

販売情報を日々、チェックして、商品が届くのを3か月待つ。こんな買い物、私も初めてだ! そして不思議と心が躍るのはなぜ!

「フーフーの黒いドレスを着て、髪をぴったりとまとめて一つに結んで、茶色の口紅をぎゅっと塗って焼き芋を買いに行く」、秋の終わりの、そんな自分の姿を想像して楽しい。

 

フーフーの服って、どんな服? マールコウサカさんって、どんな人? と、興味を持たれた方はぜひ、検索かけてみてくださいね。そして「すこやかな服」を、読んでみてほしい。

買うって、楽しい。着るって、楽しい。

たくさん持たないからこそ、買うことも着ることも、美しく健やかで、愉快な行動にしたい。