どんなに高価な洋服だろうと靴だろうとカバンだろうと宝石だろうと時計だろうと、
はたまた車だろうと家だろうと、購入してから死ぬまで宝物として愛でられるような「一生もの」なんて、ないのではないだろうかと思う私。
人生は流れていくし、自分も社会も環境も変わるので、「現時点での最適」が、これから10年も20年もずっと続いていくとは言い切れない。
なので、モノを買うときは胸を張って「現時点の己の収入と価値観において、最適と思われる選択」をすればいいと思う。30代のいま、「40代になっても着れそうな服」を、あえて選ぶ必要はない。「一生使えるから」などという理由をつけて、無理して高価な時計を買う必要もない。
現時点で欲しい物を、一つずつきちんと、手に入れていく。
そして、時の流れとともに自分と持ち物との関係は変化していく。だから、その関係が「適」の状態ではなくなったと感じたら、卒業の時が来たなと思って、手放していく。
「また何年かしたら使うかも」と思っても、そんな日はほぼ、来ない。
この週末は、いろいろなモノを手放しました。記録として列挙してみます。
・スニーカー1足
・子供用サンダル2足
・弁当用のシリコンカップ
・子供の立体工作3点
・100均のハロウィン🎃グッズ
・ぬいぐるみ(たくさん)
・古い布マスク
・フェイスパウダー
・木べら
・古いアクセサリー
・絵本バッグ×2
・給食用エプロン
・ストール
・子供の帽子
・ポーチ類4点
・クッションカバー
・衣類カバー
・ブーツ立て
・革製かばん→ブランディアへ。
・パンプス2足→ブランディアへ。
バスマットにしては薄手のタイプ。2枚買って毎日洗う。すぐ乾いていい感じ。
ちなみにバスマットはずっと「布派」。
話題の珪藻土のやつは割る未来が見えたため手を出していなかった…。
この新品のバスマットだって、モノである限りはいつか、「別れの時」がくる。
その日まで、なんてことはない日々の暮らしの断片を、少しだけ、でも確実に、彩ってくれる1枚の布。
そんな風に「期限付きの関係」を、濃密に切り結んでいくこと。
ほとんど使うことも眺めることもない「一生モノ」を押し入れにためこんでいくよりも、私にとっては価値のあること。
「一生モノ」なんて、いらない。
いま、この時を明るく照らしてくれる友達のような品物を、大事に選んで使っていきたい。