限られた収入のなかで、妥協せず「欲しいもの」を、選びたい。
ブランド品や高価な宝石、車、豪邸を求めているわけじゃ、ない。
行きつけのスーパーで、心から美味しいと思える、県産大豆を使った味噌を買いたい。
使い心地のいいボールペンを、環境に配慮してつくられたタオルを買いたい。
海外の労働者の賃金を不当に抑えたり、子供を過酷な環境で働かせたり、そんなことをしていない農場で作られたコーヒーやチョコレートを、買いたい。
「安さ」を買い物の最優先事項にしたくない。
ガソリンスタンドで、1リットル当たり5円安くなるキャンペーンを利用するために、休日に30分待ちの行列に並びたくない。
「小銭の節約」を、行動の動機にしたくない。
クーポンは、貯め込まない。
「ポイ活」も、しない。
オマケ付き商品は、選ばない。
2個買えば1個無料、みたいなキャンペーンに乗らない。
中身の分からない福袋なんて、もってのほか。
誠実にモノづくりをしている職人やメーカーの商品を選びたい。よいものを、品質に見合った適正な価格で売っている店で買い物をしたい。
そんな消費行動が、平凡な暮らしを心地よいものにしてくれると思うから。
「選びたい暮らし」を、選ぶために。
「素敵な商品」をつくってくれる人や会社を、応援するために。
わたしは働いて、「安い」を優先しない買い物をしたいと思うのです。