収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

ミニマリスト、「神棚」を買う。

「暮らし」にまつわる価値観と優先順位は、年を重ねるごとに変化していきます。収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。

年末に、LOFTでシンプルデザインの「神棚」を購入しました。

神棚を中心とした木製品を取り扱う静岡木工(静岡県吉田町)が展開する、神棚・神具ショップブランド「神棚の里」の商品。

さまざまなタイプが並んでいましたが、自宅の雰囲気との兼ね合いを考え、神札3枚と破魔矢をコンパクトに祀れる「モダン神棚 ロータス スリー」(2,970円税込)を選びました▽

そのまま置いても、石膏ボードに取り付けて壁掛けタイプとしても使えます。

 

10年前に家を新築したのですが、その際に「造らなかった」設備の一つに神棚があります。当時、20代後半。暮らしの優先順位は、幼い2人の娘の育児と目の前の仕事でした。

当時の最優先事項は「衣食住のサイクルを効率化すること」で、家事や育児に直接影響を及ぼさない「神棚」への関心は薄かったのです。

手入れにも時間がかかりそうな印象があったので、神棚は「造らない・置かない」決断をしました。

 

それから10年が経ち、40歳を目前にした今。静かな気持ちで日々「手を合わせる場所」が、家の中にあるといいな…という気持ちが湧いてきました。

スピリチュアルに高い関心があるわけではないのですが、加齢に伴って周囲に心身の体調を崩す人が出てきたり、両親の老いをひしひしと実感したり、社会的に背負う責任が重くなったりするお年頃。身近な人との死別など「人生の時間の有限さ」を意識することも多くなり、ご縁や巡り合わせといった「目に見えないもの」に対し敬虔な気持ちを抱くようにもなりました。

 

そんな中で出会った、インテリアとして部屋になじむシンプルな神棚。これも巡り合わせと捉え、いよいよ「神棚を置く」決断をしました。

 

設置場所は、東向きに位置する書斎スペース上部の飾り棚に決めました。

装飾のないシンプルなデザインが良き。

今はまだ何も置かれていませんが、新年の初詣でお神札と破魔矢を頂いたら、さっそくお祀りしたいと思います。

 

「神棚の里」のオンラインショップには、インテリアとして現代の部屋に馴染む、シンプルなデザインの神棚や神具がたくさん▽

kamidananosato.jp

初心者向けに、神棚の位置や方角、お札の並べ方、お供えやお参りの作法なども詳しく紹介してくれています。

 

明日のことは誰にも分からないけれど。

「今日の1日を、精いっぱい過ごします」と手を合わせる場所が家の中にあるって、気持ちが落ち着く感じがします。

 

今年も1年、愉快で素敵な人生を〜。