収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です
雨後の筍のように「専門家」が登場しているパーソナルカラー診断をイマイチ信用しきれていないアタイですが、身体の特徴から似合う洋服のデザインや素材を知る「骨格診断」については、大いにクローゼット整理に活用しています。
骨格診断とは、筋肉や脂肪のつき方、上半身と下半身のどちらに重心があるかといった特徴から、それぞれの骨格を大きく「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分類するもの。あくまで「骨格の特徴」に基づいて診断するもので、「標準」と比べて痩せているor太っている、背が高いor低いで判断するものではありません。
私の骨格タイプは「ストレート」。
筋肉がつきやすく身体に厚みがあり、上半身にボリュームがある(がっしり体型に見えやすい)のが特徴で、装飾の少ないシンプルで直線的なデザイン、コットンやシルク、レザーなど張りのある素材が似合うとされています。
タイトスカートやテーラードジャケット、コットンシャツなど「ベーシックな服」が得意とされる骨格です。
逆に、ウェーブ(シフォンなど柔らかくヒラヒラした素材、腰からふんわり広がるフレアスカートなど)やナチュラル(麻などラフな印象の天然素材、オーバーサイズでゆったり感のあるデザイン)に寄った服を着てしまうと、てきめんに着太りしたり野暮ったく見えたりするので注意が必要。
このほど、気温がぐんと上がったので「半袖の上に羽織れる薄手のシャツ」を探しに行って、
この「骨格タイプ別の似合う・似合わない」を痛感しました。
2024年春夏シーズンはシアー素材がトレンドのようで、店頭には透け感のあるシャツやブラウスがたくさん。
目に留まったのは、リネン素材のカジュアルなシャツ。洗いざらしのようなクシュっとした生地で、いわゆる「抜け感」があって気軽に羽織れそうなのもいい感じ。いわゆる「THE・ナチュラル」に分類されるデザインだけど、せっかくなので試着してみることに。
結果。
羽織ってみるとやっぱり「もっさり感」が強調されてしまう悲しさ。
店頭に吊られている時は「オシャレ」に見えた生地のシワも、なんだか「だらしない印象」に見えてしまう…肩〜二の腕まわりの肉感も目立って、実際以上に老けて見える気もする…(骨格ストレートは二の腕の外側に筋肉&脂肪が付きやすいのが特徴。悲しい…)
この「くたっとしたカジュアルシャツが似合わない問題」は深刻です。
「まあ、いけるっしょ」と吟味せずに購入してしまうと、もれなくタンスの肥やしコースになること必至。
くたっとシャツは店員さんに差し戻し、
ストレート寄りの「ぱりっとしたシャツ」を選びました。
余計な装飾なし、生地に凸凹なし。シンプルな薄手シャツです。
骨格ストレートは、潔く「普通の服」を選ぶのが無難だと実感しました。
こちらのシャツはホームクリーニングOKとのことで、夏場もガンガン着てガンガン洗濯しまくって寿命を全うさせる次第だよ。
ちなみに骨格診断を受けたのは10年ほど前。パーソナルスタイリストの先駆者・政近準子さんが主宰する「ファッションレスキュー」で診断してもらいました▽
その時に担当してくれたスタイリストさんは、今は独立されて八面六臂の活躍をされています。
骨格診断業界にもさまざまな診断メソッドや協会・団体等が存在するのかもしれませんが、パーソナルカラーよりも理論がシンプルで分かりやすい点、チェック項目も自己判断がしやすいので納得感がある点が受け入れやすいポイントです。
骨格診断は、似合う服を選ぶというより「似合わない服を避ける」ために有効。骨格に合う服を意識するようになってから、格段に「タンスの肥やし」は減っています▽
「似合う診断」に振り回されすぎず、でも納得できるものは適度に取り入れて、ストレスの少ない稼働率100%のクローゼットを維持できたらいいと思う。
明日も愉快な人生を〜