収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です
いわゆる「パーソナルカラー診断」とは、意識的に距離を置いていました。
イエベとかブルベとか過剰に気にしないで、コスメも洋服も好きな色を選んで身に着けたらいーじゃない、と無頼派を貫いてきたのですが、このところ「やっぱりパーソナルカラーを意識して選ぶのは理にかなっているかも」と感じ始めています。
歳を重ねて性格が丸くなってきているのかも知れませんね。
パーソナルカラーを意識することの利点を改めて意識するきっかけになったのは、
先日購入した口紅です。
KATEのリップモンスター、13番「3:00の微酔」
青み寄りのスモーキーピンク。
肌のトーンを「春夏秋冬」(春と秋がイエローベース、夏と冬がブルーベース)を4グループに分ける一般的なパーソナルカラー診断では、ブルーベースのうちグレイッシュでソフトな印象の「夏」に分類される色味です。
これを塗ってたら、意外にも娘たちから好反応をもらえた!
普段、母親の化粧になど無関心な娘たち。
ですが、今回ばかりはなぜか「ママンに似合うピンクかも」と言われたので、調子に乗りやすいアタイはすっかりその気になってしまいました。似合うって言われると嬉しいよね!
そして、その話の流れで長女(中学2年)がぶっ込んできた…
「だけど、去年つけてた黄色いリップはめちゃめちゃ似合ってなかったよね〜」
次女(小学6年)も畳み掛けるように「分かる!あれは変だった」と同調してる。
えっと…「去年つけてた黄色いリップ」って、これやんな…?
両方の娘から大不評ってことは、本当に似合ってなかったのだろうな…
でも、気に入って使っていたんだよ。温かみのあるイエローブラウン。色自体はおしゃれで、カワイイ印象だったのよ。私には似合わなかったというだけで…。
この二つの事例を加味すると、私に似合うのは「ブルベカラー」ということになります。
ですが、そもそも私がパーソナルカラー診断をあまり信用しなくなった背景には「診断の受け過ぎに起因する拒否反応」があります。
もともとは、カラー診断や骨格診断など「個人の生まれ持った肌や体型に合う色やデザイン」を診断するサービスは大好きでした。カラー診断にはまっていた20代後半の頃、民間資格を持つ複数のカラーリストの診断を受けました。テレビ番組にも登場するような有名なパーソナルスタイリストのカウンセリングサービスを予約して東京までサービスを受けに行ったこともあります。さらに、百貨店や美容室の待ち時間などにサービスで提供される無料の簡易診断を含めたら、これまでに10回近い診断を受けたと思います。
でもね…
雨後の筍のように増えまくったカラーリスト有資格者、その経験値や実力はさまざま。
受けるたびに結果は違って、ある人には「イエベ春」と診断され、別の場所では「ブルベ夏」の診断が下り、また別の人には「イエベ秋」「ブルベ冬」と言われました。
イエベもブルベも、担当するカラーリストによって診断結果はばらばら。安くないお金を払って「似合う色」を調べてもらったのに、正直言ってこれでは「適当に顔回りに布を当てて、個人的な印象で似合うだの似合わないだの言ってるだけなんじゃないの…?」とすら思っていたのです。
ただ、リップの事例を踏まえると、パーソナルカラー診断を頭の片隅に置いて、他者からの率直な意見も加味して、「自分に似合う色味」を把握しておくことは大事かもなと思い直している次第です。
最小限の持ち物で「なんか、いい感じ」の印象を整えたいなら、戦略的に「似合う色」だけを選んで購入するのが無駄がない。
ちなみに、春コスメ商戦の序盤でお迎えしたSUQQUの新作リップ「焦紅」も、娘たちの評価は悪くないのです▽
これは、ブルベの中でもビビッドな印象の「冬」に分類される色味です。
他者からの評価を軸にすれば、
やはり黄色味よりも、青みのある色の方が得意なのかな。
私はブルベだから!私はイエベだから!と、「似合う診断」に振り回され過ぎるのは楽しくないなあと思っているけれど、意識の片隅には「ブルベカラーの方が似合う」という事実を置いておこうと思います。
デパコス買って「その色、似合わないよ」なんて言われたら、お金をドブに捨てるようなもんだべさ…
逆に、KATEのリプモンの事例のように、似合う色を選べばプチプラだってデパコス級の効果を発揮してくれることもあります。
振り回されすぎず、拒否しすぎず、適度に参考にしながら「パーソナルカラー」と上手に付き合っていけたらと思う。
明日も愉快な人生を〜