「個性」を狙って、空をわざとピンク色のクレヨンで塗ることを「自分らしさ」とは呼ばないのだよ。
収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。
昨日、「自己啓発と承認欲求の闇を撃つ問題作」として小説を紹介したところ、さっそく「買ったよ」コメントをいただいて嬉しい気持ち▽
この小説の重要なテーマである、肥大した承認欲求の闇とセットで見聞きすることが多い言葉が「自分らしく」です。
アタイが最も警戒する無形物の一つが、この「自分らしく」というポジティブの皮を被った危険な言葉です▽
SNSや自己啓発系コンテンツで非常にしばしば頻繁に目にしますね。
「自分らしさ」ってなんだろうね。
「個性的」ってことなのかな。
「脅迫的な個性の追求」が行き着く先には、絶望的な孤独と破滅が待っているような気がします。浅はかな迷惑動画の炎上も、この派生でしょう。
1億人が全員「自分らしさ!」とかいって社会規範や他者の迷惑を無視して自分の内側しか見ていない世界って、怖すぎます。
「個性的でありたい」「目立ちたい」そして「他者に認められたい」という欲望はモチベーションの源泉でもあるから大事にしても良いけれど、結果に期待すると辛くなりますね。つまり「認められなくて当たり前、認められたらラッキー」くらいのマインドがちょうど良いと思われます。
あなたが、そして私がそうであるように、他者だって基本的に自分自身にしか興味はないのだから。
そして「自分らしさの呪縛」から解放される妙案の一つが「幸せの閾値を下げる」ことだと思うの。
(例)
朝、元気に目が覚めた!ハピハピ。
猛暑で洗濯物がよく乾く!ハピハピ。
ドトールの期間限定レモンヨーグルンがうまい!ハピハピ。
ポジティブってつまり「幸せの閾値が低い状態」ってことで、決して不都合な状態を無理矢理に前向きに変換することではないでしょう。
幸せの閾値はガンガンに下げまくったモン勝ちだと思うよ。
日曜日のランチで食べたタレカツ串とカップ酒(鮎政宗)が美味しかった!ハピハピ。
自分らしい幸せって、つまりその程度のもので、それで十分ってことだな。
とりあえず美味しいもの食べて、たくさん寝ると良いと思う。
明日も愉快な人生を〜