お片付けマニアの真価が試される場面といえば「手持ちの道具と同じ用途の新しいモノ」を買った時であります。
俗に言う「ワンイン・ワンアウトの法則」ですね。
一個買ったら、一個手放せというあれです。
マニアックな収納用品を大量投入した複雑珍奇な収納術は忌避するアタイですが、お片付けの原則には忠実に生きています。片付けにおける「ワンイン・ワンアウト」は、準備体操におけるアキレス腱伸ばし、弁当におけるミニトマトくらい超基本の位置付けです。
今春、一気に手放したモノといえば、コスメおよびメイク道具▽
長年使っていた熊野筆を含む手持ちのメイクブラシ6本、口紅5本、ハイライター2個、チーク1個を手放しました。
いずれも、この春に新作を買ったモノたちです。
化粧ブラシは、大幅にアップグレードを実現できました。
昨秋に注文して届くのを待っていた、メイクアップアーティスト小田切ヒロさんがプロデュースするSOYOブラシ10本セットが届いたのであります▽
今まで長年お世話になったブラシたちには、感謝の気持ちを伝えてお別れ。
ハイライターは、ディオールの春夏新作を購入▽
これまで使っていたセザンヌの色違いもたくさん使ったけれど、やはり「1軍」を投入したら出番は減ってしまいました。開封から時間も経ったので、潔く手放すことにしました
春リップは今シーズン、グロスを含め3本も買ってしまったので総入れ替えしました▽
廃盤になってしまったSUQQUのチーク「メルティングパウダーブラッシュ(可憐咲)」を使い切ったので、空っぽになったケースを手放します。代わりにエレガンスの限定色をお迎えしました▽
今季は大変にお片付けブロガー好みの新色・新作が多数お目見えしておりまして、財布の紐がゆるむどころか財布の底に穴が空いている状態です。仕方ないのでランチはふりかけご飯でGO
買ったら捨てる、は基本です。何事も捨てることからしか始まりません▽
買って捨てて、を繰り返すことが暮らしです。
同じ用途の新作が手元にあるのに、「2軍」を手に取ることはほぼないでしょう。
「役目を終えたモノ」を、「手放す背徳感」から目を背けるためだけにメイクボックスに残しておくことは、果たしてモノにとって幸せなことなのでしょうか?
私は、そうは思いません。
例え最後まで使い切っていなくても、「今までありがとう」の気持ちを込めて手放していくことが、モノと幸せな関係を築くための適正なアプローチではないでしょうか。
新陳代謝が大事です。
ワンイン・ワンアウトの原則に忠実に、
明日も愉快な人生を〜