収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です
家庭料理における信条が二つあります
「家で揚げ物をしないこと」、そして「お菓子を手作りしないこと」です
揚げ物もお菓子作りも、どちらも「得意でもないし好きでもない」家事なので、食べたい時に食べたい量を、美味しい店で買うことにしています。
「揚げ物しない」「お菓子作らない」と決めたら、台所のかなりのスペースをとっていた中華鍋もオイルポットもハンドミキサーもパウンドケーキ型も不要になったので潔く手放しました。
この信条に則って唐揚げは店で買うモノ、ケーキも店で買うモノと教え諭して育ててきたはずなのに、思春期を迎えた中学2年の長女は最近、頻繁に「家で揚げ物をしないこと」への批難を口にするようになりました。
交友関係が広がり、部活動などで弁当を持っていく機会も増え、「友達の家の食卓事情」を垣間見ることが多くなったのでしょう。
そして友人の家と自分の家の「普通」を比較した結果、「家で揚げ物をしない」ケースが少数派だということに気づいたのかも知れません。
「ウチってさ、家で天ぷらも唐揚げも作らないの何で?」
若干トゲのある口調で娘に問われるたび、私は笑顔でこう返します
「店で買った方が、美味しいからよ」
やろうと思えば、鶏肉を油にくぐらせるくらいの調理はやれるざますよ。
だけど、準備も後片付けも手間がかかるのざますよ。
近くの専門店で、揚げたての美味しい唐揚げもコロッケも豚カツも売っているざますよ。
にもかかわらず、わざわざ家庭のキッチンで「モチベーションの上がらない料理」に取り組む必要はあるのざますか?
母さんが夜なべをして手袋編むのは美徳ざますか?
私は、そうは思いません。
揚げ物をしない代わりに、母は愛する娘たちを思って丁寧に米を炊き、具沢山の豚汁を作って差し上げるざます。納豆だってかき混ぜて差し上げるざます。それじゃダメざますか?
「揚げ物をしないこと」が母親としての減点対象になるのならば、私はその評価を甘んじて受け入れましょう
△義母(娘にとっての父方の祖母)は料理好きなので手作りのリンゴジャムなど時々届けてくれます。ラッキー。
母親が100人いれば、その在り方は100通りで、中には「揚げ物をしない母」がいたって仕方ないじゃない。それを「親ガチャに外れた」とか言い出したらキリがないじゃない。
愛を込めた豚汁でお腹を満たしてほしいと思う。
そんな、2024年の母の日の夜。