収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

「要らないですよ」が、伝わらない。

義父母宅への2泊3日の訪問を終え、自宅に帰ってきました。

収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。

リビングのドアを開けた瞬間、予想以上に肩の力が抜けた自分に気づきました。

やっぱり「義実家への帰省」はどうしたって気を遣ってしまうんだよな。

 

義両親はとても「良い人」で、帰省時には手作りの料理でもてなしてくれました。

娘たちは従兄弟とゲームをしたりお年玉をもらったりと楽しく過ごしていたし、夫は久々の実家で昼からビールを飲んでリラックスしていた様子。

私もブログを書いたり本を読んだり、ゆっくり過ごしました。

 

帰省の最終日、荷造りをしていると、義母は残った正月料理や手作りの惣菜、家庭菜園で採れた野菜や果物などを大量に持たせてくれました。「自宅では餅は食べない」と伝えたのだけれど、自家製の板餅ときな粉、餡も入れてくました…(きな粉も餡も自家製です)。

「帰る前に蕎麦を食べて行って」と言われ、連日の宴会で胃腸が疲れて食欲がなかったので「要らないですよ」と伝えたのですが、「家に帰った後にお腹が減ると悪いから」と強く勧められました。「食べて行って」「お腹がいっぱいなので要らないです」…というやり取りを5回くらい繰り返し、結局、娘と1玉を半分ずつ分けて食べるということで決着しました。

 

「不足のないように食べ物を用意する」というのは、義実家なりの「善意」なのだとは思います。嫁の言う「要りません」は、遠慮から発せられている言葉だと捉えて、気を回してくれたのかもしれません。

…だけど、こうした「コミュニケーションのずれ」から生じる小さなストレスは、胸の奥に雪のように降り積もっていきます。

私の言う「要らない」は、言葉の通り「要らない」なのです。

 

繰り返すようですが、義父母は「いい人」たちです。嫁の私にも優しいし、娘たちを可愛がってくれます。だけど、世帯を別にして暮らす「異なる家族」です。長時間一緒に過ごせば、やっぱり齟齬が生じます。コミュニケーションで小さな食い違いが重なると、互いへの「良くない感情」が生まれる危険があります。

だから、やっぱり帰省は「2泊3日」くらいがちょうどいい、というか限界なのかも知れません。

「いい人」だから良い関係を築けるとは限らない話は過去記事に▽

yuringo738.hatenablog.com

互いの価値観を尊重して、それぞれの暮らしには干渉しない。

「助けてほしい」と言われた時に、自分のできる範囲で支援をする。

 

大切な親族だからこそ、良好な関係を保つために一定の距離感が必要だと改めて感じた年末年始でした。

 

明日も愉快な人生を〜。