収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

3年ぶりに「レシピ本」を買った話。

ご飯づくりを頑張らない。収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。

我が家の夕食の基本メニューは豚汁と納豆。「一汁一菜でよい」と土井善春先生が言ってくれたから、私は胸を張って豚汁と納豆を食卓に並べています。

 

かつては50冊以上のレシピ本を本棚に詰め込んだり、雑誌で美味しそうなレシピを見つけるとせっせと切り抜いたりしていた私。だけど、土井先生の言葉に背中を押され、「レシピ本を見ずとも作れるメニューを繰り返し作り続ければいーじゃん」と腹を決めました。3年ほど前にレシピ本を全て手放したのです。

…そんな私ですが、最近1冊のレシピ本を新しく購入しました。

藤井恵さんの「からだ整え おにぎりとみそ汁」(主婦と生活社・税込1,650円)

副題は「からだと心がゆっくり整う2品献立」。「2品献立」のフレーズにハートを持っていかれました。2品、つまりは「おにぎりと味噌汁」の献立が、美味しそうな写真付きで紹介されています。

緑黄色野菜、きのこ、海藻、大豆製品、肉や魚のたんぱく質

そして発酵食品であるみそなど、体にいい食材をたっぷりと組み合わせた献立。

1日に1食でも2食でも、今回ご紹介しているレシピを取り入れると、

からだが整ってくることをきっと感じていただけると信じています。

(「はじめに」より)

ここのところ、週末のたびに、巻頭ページから順番にレシピ通りの献立を作っている私。

特別な道具や食材は使わず、調理法も極めてシンプル(だって、おにぎりと味噌汁です)。田舎のスーパーでも手に入る食材だけで、全てのメニューを作れる点が嬉しい。

そんな身近な食材を使いつつ、「キムチとさつまいもの納豆汁」とか、「パプリカのみそ汁」とか、これまで食べたことのない(味の想像がつかない)メニューもちらほら。

「え、こんな風に具材を組み合わせていいの?」「これを味噌汁に入れちゃっても美味しく食べれるんだ!」という新しい発見もたくさんあって、自分の「味噌汁観」がぐっと広がるのを感じます。これらの「斬新レシピ」も、順番に作っていく予定です。

 

この本の素敵なところは、レシピ本だけど「写真集」のようにも楽しめるところ。

おにぎりのビジュアルが非常に可愛いのです。

裏表紙はポストカードみたい。整列した色とりどりのおにぎり、たまらない可愛さ…。

中面の料理写真のスタイリングは、一見どこの家庭にもありそうな(ばあちゃん家にありそうな)素朴な皿や汁椀が使われています。テーブルクロスも何も敷かない、「ちゃぶ台」みたいな板の上に皿をそのままどん!と置いて撮ったような感じ、それがまたオシャレすぎなくて、妙に郷愁を誘うというか、懐かしくあたたかい気持ちになる献立が並んでいます。

 

藤井恵さんが提案している、おにぎりと味噌汁の「2品献立」は、土井先生の「一汁一菜」に通じる哲学を感じます。

yuringo738.hatenablog.com

「一汁一菜でよいという提案」(新潮文庫)は、本棚に置いて繰り返し読みたい1冊です。

 

レシピはスマホでぱぱっと検索できる時代にあっても、手元に置いておきたくなる料理本というのは、こういう本なのだろうな。

 

かつて50冊以上のレシピ本を手放した話は過去記事に▽

yuringo738.hatenablog.com

美味しく食べて、元気に過ごそうね。

 

明日も愉快な人生を〜。