収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。
3連休が終わりそうでつらい気持ちですが、前を向いて心を燃やして生きてまいりましょう。
さて、本日の朝刊1面に、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所による推計が掲載されていました。
2050年の時点で日本の生産年齢人口(15〜64歳)の総数は5540万2千人となり、2020年と比べて約26%減少するそうです。特に東北地方の減少が顕著で、私が住む地域の場合、2050年には約半数の市町村で生産年齢人口が半減する可能性があるとのこと。
2050年、私は65歳。
元気に愉快に年を重ねられているといいなとは思いますが、未来のことはわかりません。
働き手が半減した2050年の暮らし。これも具体的に想像するのは難しいですが、現在の社会インフラをそのまま維持するのは困難なのは確実です。物流・交通の仕組み、医療・福祉・教育サービス、橋やトンネル、公共施設などハードの維持管理、農業をはじめとした地域産業にも影響が及びます。
「働き手不足」の対応策としては、ロボットやAIの活用による生産性向上、外国人労働者の受け入れなどが筆頭に挙げられがち。
こうしたマクロな対策を進める一方で、これから加速する人口減を前提に「個人レベルでのミニマル化戦略」も欠かせないと考えます。
つまり、「自分の暮らしを維持するために必要最小限の量」を把握して、いざとなったらそれを持って身軽に引っ越すことができる状態を維持しておくこと。
医療や福祉といった生命の維持に欠かせない社会インフラは、周辺部から崩壊していきます。新型コロナウイルス禍をきっかけにオンライン診療なども普及してきましたが、それでも山間地では「救急車を呼んだけれど到着まで時間がかかる」「事業所が撤退してしまい訪問介護サービスが受けられない」といった事態が予想されます。
「働き手が半減した地域」に高齢者が暮らすことは、生命の危険に直結します。
加齢に伴う身体の衰えを直視し、「動けるうち」「判断できるうち」に、サービスが維持されている都市部に移住することも視野に入れておく必要があります。
「終活」なる言葉もありましたが、これは「元気なうち」に着手すべきこと。
手放すモノと残すモノを選別すること、手放すべきモノを捨てること、残すモノを生活動線に合わせて配置し、清潔を保って保管すること。これら一連の「片付け」と呼ばれる作業は、体力と判断力が衰えてからではなかなか難しい作業です。
「人口減と片付け」に関する過去記事はこちら▽
「縮む」日本で豊かに幸せに生きるために、「個人レベルでのミニマル化戦略」を実践してまいりましょう。
明日も愉快な人生を〜