収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

「バス運転手不足」報道とミニマリスト的思考。

収納しない系お片付けブロガー優多(ゆた)です。

きょう9月20日は「バスの日」らしいです。今年は日本でバスが走り始めてからちょうど120年の節目とのこと。

そんなアニバーサリーに合わせて、NHKでこんなニュースが▽

www3.nhk.or.jp

業界団体が2030年度には3万6000人の運転手が不足するという試算をまとめたそう。2023年度は全国で12万1000人の運転手が必要なのに対し、実際は約1万人不足しているのだそうです。

この人材不足に拍車をかけるとみられているのが、運転手の労働環境改善のため労働時間の上限が引き下げられる「2024年問題」。こちらへの対応が各地のバス会社にとって喫緊の課題となっているようです。さらに高齢化により担い手不足は加速するとみられ、2030年度には運転手が9万3000人まで減少する見通しとのこと。すでに都市部でも運転士不足が原因で減便となる路線バスが相次いでいます。

 

実は、この深刻な運転手不足を実感する出来事が、この夏にありました。

県外からも観光客が訪れる花火大会を見にいこうと友人と計画を立てていたのですが…なんと例年は運行していた、最寄駅から会場までを往復するシャトルバスが、今年は運行を見送るとの発表が開催日直前になされました。理由は、臨時便を走らせるのに必要な運転手が確保できなかったこと。そのため、マイカーで乗り合わせて会場まで向かいました。帰りのタクシー乗り場は当然、大行列…。

私たちは自家用車が確保できたので良かったですが、このまま運転手不足が加速すれば、観光地にとっても大きな打撃になりそうだと感じました。

 

賃金や労働条件を改善したり、外国人ドライバーの受け入れを検討したりといった動きがあるようですが、そもそもこれから日本全体の人口が加速度的に減少する中で、現在の規模でバス路線を維持するのは難しいでしょう。都市部でも路線網の維持が困難になっている中で、利用者が数えるほどもいない過疎地は言わずもがな。

バス路線の維持にこだわるよりも、自動運転やライドシェアを進めるのが現実的な方法なのではないでしょうか。

 

さまざまな職種や場面で人口減、そして労働力不足を実感することが増えています。

今後はより顕在化してくるでしょう。

こうした社会の変化は、私たちの暮らしにも大きな変化をもたらすことが予想されます。

より効率的に、ミニマルなやり方に仕組みを変えていくことが不可欠になっていきます。

 

過去記事でも「人口減とお片付け」についていろいろ書いているのでご参照ください▽

yuringo738.hatenablog.com

yuringo738.hatenablog.com

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物事の優先順位を明確にして、重要度の低いことには固執せずに「きっぱりやめる」決断をし、本質的でより重要な事柄に時間やお金、人的資源を集中投資していく。人口減と労働力不足が加速するこれからの日本では、そんな「ミニマル思考」が欠かせなくなっていくでしょう。

ミニマルな家庭生活は、そんな社会の最小単位かもと強く思う、今日この頃。

増やさず、広げず、限られた資源は「大事なこと」に集中投資していきましょう。

「少なく小さく、効率的でミニマルであること」は豊かさであるとも言える。

 

明日も愉快な人生を〜。