笑いと恐怖は紙一重。収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。
今朝、会社の最寄駅から大通りにつながる階段を降りていると、足元に「白い布」が落ちていました。「誰かがハンカチを落としたのかな?」と思ってチラッと目をやると、フチにハンカチにしては派手な紫色のレースが付いている。…なんと、女性用のショーツでした…。
駅の階段にショーツが落ちているって、どういう状況なのでしょうか…。考えると怖い。
一応、駅の構内ということで、一定期間は遺失物として保管されるのでしょうか…。持ち主は見つかるのでしょうか…。
古びたコンクリートの上で、妙な存在感を放つ白いショーツ。それを避けるように歩いていく人々。朝から異様な光景を目にしてしまい、なんだか一日、ざわざわした気分が抜けませんでした。
「持ち主の分からない、出所不明の落としモノ」を、私は少し怖いと感じてしまいます。
授業参観などで娘の通う学校に行くと、玄関前に「落とし物コーナー」が設けられており、名前が書かれておらず持ち主が分からないポケットティッシュや髪を縛るゴム、鉛筆、消しゴムなどが陳列されています。
こうした持ち主不明のモノからは「棄てられた悲しみ」のようなネガティブな空気が発せられているようで、私はこの「落としモノコーナー」が苦手です。
モノとしての使命を全うしないまま、持ち主から「失くされ」「忘れられた」モノたち。
無念さや寂しさ、もしかしたら恨みのような念を発していそうな気がしてしまいます。
大きな駅には、乗客の遺失物を保管する専用スペースがあると聞きます。
一定期間、持ち主が見つからなかった遺失物を引き取り、安価で販売するリサイクル業者もいるそうです。傘や本のほか、近年はスマホの充電器やイヤホンの忘れ物が増えているみたい。
だけど…。
いくら安価とはいえ「誰かの落としモノ」を使うのは、なんだか少し、ざらりとした気分になります。「持ち主ときちんとお別れしていないモノ」には、そこはかとない怖さを感じてしまいます。
※あくまで気分的なものなので、遺失物のリサイクルを否定する意図はありません。
捨てるにしろ、リサイクルショップに持ち込むにしろ、誰かに無償で譲るにしろ、
モノを手放す時は、ちゃんと「さよなら」「ありがとう」の気持ちを伝えてお別れしたい。
そんなこんなで、「誰かの落としモノ」には軽い恐怖を抱いてしまう私です。
ショーツの出所と行方も気になります…。
謎の落としモノを見つけて鬱々とした気分に陥ってしまいそうな日もありますが、前を向いていきましょう…。
明日も愉快な人生を〜