猛暑日は家で静かにアイスコーヒー飲んで昼寝しよ。収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。
先日から、日本の高齢化と人口減少、そしてそれに伴う労働力不足や遺品問題を「片付けの視点」から考えています(直近の過去記事をご参照ください)▽
労働力人口が減る。少ない人口で社会を維持していくためには、行政や医療、介護、教育といったさまざまな社会インフラの効率化は避けられません。
我が家の納戸の入り口だよ。
年を取って運転できなくなった高齢者が、車がなければ病院にも買い物にも行けない過疎地で暮らしを維持していくのは難しい。そもそも、そういった場所の病院や学校はどんどん閉院や廃校となっていて、一定の人口がいる地域への「集約」が進んでいる状況です。人口の少ない過疎地は「村じまい」「町じまい」が避けられないでしょうし、都市部への居住地の「集約化」も加速するでしょう。
介護はまだ必要ないけれど、車を運転できないなど日常生活を単独で送るのが難しくなった高齢者は、住み慣れた田舎を離れて街中に引っ越す必要も出てきます。
こうした社会の流れの中で、いわゆるミニマリストを含む「少ない所持品で小さく暮らせる」ことは今後、一種の「身を守るスキル」になるだろうなと感じています。
「自分の暮らしを維持するために必要最小限の量」を把握して、いざとなったらそれを持って身軽に引っ越すことができる。
そんなスキルを身につけておけば、「どこでもなんとでも生きられる」という自信につながるでしょうし、「モノがない不安」に苛まれることもなく小さな住まいで心豊かに生活することができるでしょう。(膨大な「遺品」で、遺された人を困らせることもなくなるでしょう)
そして、「小さく暮らせること」は「スキル(技術)」であって、限られた少数の人間のみに与えられる「才能」ではないので、日々の訓練で誰でも身につけられるものだと考えます。
書籍やアルバムなどはデジタル化して「質量」を減らす、
使用頻度の低いモノは「個人での所有」から「必要な時だけレンタル」にシフトする、
そして時間の経過とともに必要のなくなったモノは、躊躇なく手放していく。
「小さく暮らす」はそうした日々の積み重ねで、習慣化することができるものだと信じています。
「肥大した暮らし」に慣れたまま高齢者になるのは、とっても危険。
「小さく住むスキル」は、人口減少社会の中で、身を守る術になっていくでしょう。
現在30代の私も日々、「小さく住むスキル」を体得するべく実践を重ねている最中です。
今日も愉快な人生を〜。