収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

どうする「遺品部屋」

収納しない系お片付けブロガー優多(ゆた)です。

アタイのフェイバリットコンテンツはNHK

昨日に引き続きNHKのWEB特集から。アパート入居者が生前使っていた遺品が放置されたままの「遺品部屋」が各地で増え、問題になっているらしい▽

www3.nhk.or.jp

記事によると、法律では本人が死亡した後に残った遺品は相続財産となり所有権が「相続人」に移ると定められているため、アパートの管理会社や大家さんも無断で処分するわけにいかないらしい。そのため、遺品を保管するためだけに数万円の経費を負担して倉庫を借りているのだとか。

相続人が見つからず、遺品が残された部屋を年単位で放置せざるを得なくなった大家さんの事例も紹介されていました。

遺品が残ったままでは新しい入居者を募集することもできず、遺品管理にかかる費用負担も少なくない。そうしたリスクを恐れて、賃貸住宅の大家さんや不動産管理会社では、高齢者などの入居を避ける傾向が続いているそうです。

早起きしてコーヒーが習慣になりつつある。

 

こうした傾向が続けば、住む場所を失う高齢者も増えていきます。実際に賃貸住宅への入居を断られ、車上生活に追い込まれた70代男性の事例が紹介されていました。

国は高齢者などの入居を拒まない大家の賃貸住宅を「セーフティネット住宅」として登録してもらう制度を作ったり、入居者が死亡した際に遺品処分を行う第三者をあらかじめ決めておく「モデル契約条項」を策定したりと対策を講じているようですが、制度の周知不足や相続人がいないといった課題があり、普及は進んでいないそう。

 

痛ましい状況です。

収納しない系お片付けブロガーとしては、非常に考えさせられる内容の報道でした。

全ての団塊世代後期高齢者となる2025年以降、今以上に「遺品」の問題は深刻になっていくでしょう。遺品の処理については、住居を貸す側が簡単な手続きで処分できるよう法律をきちんと整備することも必要だし、「住む側」も元気なうちに、暮らしをサイズダウンさせて持ち物を減らしていくことが欠かせないと感じます。

「モノに溢れた我が実家」の行末も気がかりになってきました。

モノの要不要を判断したり、使わない大量のモノを種別ごとにまとめて処分したり、片付けには想像以上の判断力と体力が求められます。そのため、高齢になればなるほど自力で片付けるのは難しくなっていきます。

若いうちから「持ちすぎない生活」を習慣化しておくことは、将来の負担を減らすことにもつながります。いわゆる「終活」は、本当に年を取ってしまってからでは遅いのだと思います。

 

20〜30代のうちから「持ちすぎないライフスタイル」にシフトすることが大事。「定期的に不要なモノを手放す」という身軽な生活に慣れておけば、結婚や出産などで家族構成が変わっても、必要以上にモノが増えたりモノを溜め込んだりといった事態には陥らないと思われます。

 

日々、捨てよう。

モノたちを「困った遺品」にしないために。

 

NHKを好む日常の詳細は過去記事に▽

yuringo738.hatenablog.com

さて「おはよう日本」を見て出かけましょう。

 

今日も愉快な人生を〜