春うらら。洗濯が楽しい日曜日です。
ところで皆さまの「パーソナルカラー」は何でしょうか。
猫も杓子もパーソナルカラーの時代になりまして「ブルべ」「イエベ」なんて言葉も相当に人口に膾炙しておりますので、どこかで「パーソナルカラー診断」を受けたことがある人は、かなりの割合でいらっしゃることと思います。
ちなみに私は「スプリング」もしくは「サマー」と診断されることが多いです。
多いです、というのは、これまでモニターを含め10回近く「診断」を受けたことがあるからです。
パーソナルカラー診断にも、いろいろな「流派」があるみたいですが、よくある4分類で「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」、全部の「判定」を受けたことがあります。
診断結果としては「スプリング」と「サマー」が各4割、「オータム」と「ウィンター」が各1割くらいの割合なので、スプリングとサマーの中間あたり、「黄色味も青味も強くない、明度高めのカラー」が「似合う」とされるところなんだろうなとアタマの片隅に置いています。
でも、結局のところ、いろんな診断を受けてしみじみ思うのは
「自分がいま、着たい色の服を好きに着るのが結局、一番でしょ」ってこと。
ぱきっと白いシャツにぴしっとセンターラインの入った黒いパンツをはきたい!って気分のときに、
赤の他人から「あなたには、こちらのパステルピンクがお似合いざますよ」とひらひらと風になびくシフォン素材のワンピースを差し出されたとして、それ、着たいざますか?
まるで背油こってり燕三条系ラーメンを食べに行った店で「あなたの健康のためには、ラーメンではなく、こちらのモロヘイヤのお浸しをおすすめします」と(余計な)進言をされるみたいな気分になりませんか(ちょっと違うか)
あと、頭の先から足の先まで「パーソナルカラー」でキメた人で「おしゃれな人」って見たことないです。
たとえ明度高めのグレーがかったピンクが「似合う」と言われたって、
「わたしは摺りたての版画みたいな真っ黒黒のセーターが着たいんじゃあ」と飄々と羊の毛を刈っているような人物に、わたしはなりたい。
春まっさかり、量販店の棚には大量のパステルカラーの洋服が鎮座しております。
「スプリング」と診断された人には「似合う色」がこれでもかと並んでいる季節ですが、いま一度、自分のこころに問いかけましょう。
その色、着たい?
「似合う色」に自分を合わせるんじゃなくて、
「着たい色」を堂々を選ぼうじゃんかよ、そっちの方が、「おしゃれ」だよ。
…ってくらいの強い気持ちを持っていたい。自戒を込めて。
好きな色、着ようよ。
人生は一度きりだもの。