収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

「着用単価」は218円。被服ノートの効用

「1着買ったら、1着捨てる」

いろいろな片付け術で、セオリーとされている

「洋服を増やさないための方法」ですよね。

私も、クローゼットは定期的に見直すようにしています。

引き出しは「Fits」

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ことしは全く雪が降らず、気温も高めの日が続いているので、

早くも春物が気になってきています。

で、先週買ったブラウスが、届いた

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階段の一部っぽく撮ってみた。

 

新しいブラウスのかわりに、

手放すことに決めたのは、この子

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去年の4月末に、やはりZOZOで購入した

BEAMS LIGHTS(ビームスライツ)」の

ショールジャケット

購入金額は、1万5320円

 

「収納術不要」のモノの少ない暮らしを目指しつつ、

家計を預かる主婦として「無駄な買い物をしたくない!」

とゆー、節約志向も併せ持つ、ゆたたん。

 

洋服を手放すときは、

「アア、いい買い物をしたな…」

と、感慨に耽り

「購入金額分の元は、しっかり取れた!」

と、自身の目利き力を自画自賛し、

「楽しい思い出をたくさんもらったよ。本当に、今までありがとう」

と、発展的解消の名の下に別れを選択した恋人たちの最後の会話を想像しながら

「洋服さん、お疲れ様」

の、感謝の思いを込める・・・

こういった、一連の気持ちの整理が必要となります。

われながら面倒くさい女だな!

 

で、

この「気持ちの整理」の作業に一役買ってくれるのが、

このノート

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ゆたたんオリジナル

「被服ノート」です。

100均で売っている、マンスリータイプの手帳に、

毎日着た洋服をすべて記録しています。

これは、消費税が5%から8%に引き上げられた、

2014年4月からのルーティン・ワーク。

 

巻末のメモスペースには、新しく購入したアイテムと、価格を記入。

アイテムごとの着用回数は毎月集計し、正の字で記録しておきます。

 

洋服を手放す際は、

「購入価格」を「着用回数」で割り、

1回当たりいくらを支払ったかを示す「着用単価」を求める。

この数字を見て、

「いい買い物だった!」「元は取れた!」と、納得できるかどうか。

それこそが、洋服を気持ちよく手放せるかどうかの、

一つの基準となります。

 

そこで、くだんの「ショールジャケット(BEAMS LIGHTS)」の、

着用単価を実際に求めてみましょう。

 

被服日記で、月ごとの着用回数を確認していきます。

ことし4月末に購入したものなので、

実際にコーデに取り入れ始めたのは、5月から。

 

月ごとの着用回数

【5月】11回

【6月】15回

【7月】13回

【8月】13回

【9月】15回

【10月】3回  …計70回

 

購入価格(1万5320円)÷着用回数(70回)

=着用単価(約218円)

 

つまり、このアイテムの1回当たりの支払額は「約218円」だったということになります。

 

このジャケット、さらっとした肌触りで着心地が良く、

さらに洗濯しても乾燥が早い。

お仕事ジャケットとしても、

休日の羽織ものとしても、いろいろな場面で使うことができた。

ことしは特に猛暑だったので、5月から10月まで

半年もの間、大活躍! してくれたヘビロテアイテム。

 

素材もしっかりしているので、

たくさん着たし、がんがん洗ったのだけれど、

へたりもなく。

 

本当に本当に、優秀な夏用ジャケット様でした!

 

1万円台の洋服で、

半年間で着用単価が約200円にまでなることなんて、

相当ヘビロテしていても、なかなかないことなのです。

昨年の初夏から晩夏まで、私のクローゼットで主役を張ってくれた、

ショールジャケット。

ありがとう、お疲れ様でした。

 

そんな、超絶優秀な洋服を、なぜ私は手放すのか?

それはやはり、「70回も着たから」に、ほかなりません。

 

どんなに気に入った洋服でも、

やはり衣料品は「消耗品」なのです。

流行も移り変わるし、たくさん着れば着るほど、

「飽き」もくる。

 

そして、クローゼットの「新陳代謝」を、したくなる。

 

ともすれば、100回でも200回でも

着続けられたかもしれないアイテム。

「新しいブラウス」を購入したタイミングでなければ、

そのままクローゼットの一員として、次の夏も活躍してくれたかもしれない。

でも、ここで、あえてお別れすることに決めた。

 

毎日に寄り添ってくれた、大好きなジャケット。

ありがとね!

 

そして、誰にもほめられることもなく

毎日毎日書き溜めている、「被服ノート」の効用は、

洋服との別れの時にこそ、真価を発揮する。

 

「たくさん着た!」と、納得して手放すために。

自分の買い物に、ひそかな自信を持つために。