咳をしてもひとり。こんにちは、収納しない系お片付けブロガー優多です。
金曜日の夜、仕事の帰りに立ち寄った書店で、平積みになっていたマンガ。
タイトルに惹かれて、買って帰りました。
「おひとりさまホテル」(原案:まろ 漫画:マキヒロチ)
設計会社に勤める塩川史香は、ホテルで過ごす「おひとりさま」の時間をとても大切にしている。友人たちもそれぞれホテルに対するこだわりがあって…
食べる、憩う…ホテルでの楽しみを満喫しながら、それぞれの日々を充実させていくー。
(紹介文より引用)
物語は1話完結で、それぞれ実在のホテルが舞台。外観や内装、お風呂や食事、スタッフのおもてなしの様子などが細かく描写されていて、「泊まってみたい」欲が刺激されます。
賑やかな家族旅行も楽しいけれど、やっぱり年に数回は「ひとり旅」でリフレッシュしたい。
「おひとりさまホテル」の登場人物に、平日の5日間をホテルで過ごしている若葉ちゃんという女性(週末は宿泊料金が跳ね上がるため実家に戻る)がいます。
家族との関係は、悪くない。だけど、価値観が異なる「自分以外の人間」が住む家で過ごす週末は、彼女にとって「ストレスが溜まる時間」だったりする。
だけど、彼女が求めているのは「ひとり暮らしの部屋」ではなく「ひとりでホテルに泊まる」こと。
「誰かが人を喜ばせたいという思いで作った空間に身を委ねていたい」
「自分じゃ手に入れられない素敵なモノたちに囲まれていたい」
そんな彼女の台詞に、深く頷きました。
「暮らす」ための部屋じゃなく、
「ひとときを過ごす」ための、特別な空間。
日常から離れて、
無駄なく設られた美しい調度品に囲まれて、
「ひとり」を存分に味わうための空間。
私も久々に、ひとり旅したい…
「おひとりさまホテル」…したい!
高級ホテルじゃなくて、いいの。
ミニマルで清潔で、調和と明るさが感じられるホテルがいいの。
去年の夏、京都ひとり旅で泊まった「レフ京都八条口byベッセルホテルズ」は
ロビーが開放的で素敵でした。
部屋はとってもミニマル。
写真では見えないけれど、鏡台の机部分が洗面台になっていました。省スペース。
だがそのミニマルさが良いのです。
ミニマルで遊び心のあるホテルに泊まると、感性が刺激される気がして、それも楽しい。
日常のあれやこれや、頭の中に溜まったネガティブな思考を「手放す」きっかけにもなります。
春、トランク一つで旅に出たい。
そんな気持ちが高まる漫画「おひとりさまホテル」、おすすめです。