収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指す、ミニマル志向の30代。

パンプスの寿命。美は「先端」に宿る。

靴は、消耗品だと思っている。

普段使いのパンプスの「寿命」は、

早ければ半年、長くても1年。

晴れの日も雨の日も気兼ねなく履ける「晴雨兼用」のパンプスを、

常時2、3足で回していて、

色はベージュ、グレー、黒の3色が基本。

ヒールは5センチ、もしくはフラット。

 

日々の手入れは普通にしていても、たくさんはいて、たくさん歩けば、

傷みもやってくる。

晴雨兼用のパンプスは、素材でいえばエナメル。

表面が剥げたり傷が付いたりしたら、修復は難しい。

だから大切に使いつつも、見た目に傷みが目立ってきたら、

潔く手放していく。

 

学生時代、アルバイトしていた店のマダムに、

「先端に気を配りなさい」と言われたことを、今も心に留めている。

私が職場ではいていた、つま先の汚れた布製のパンプスを見とがめての苦言だった。

マダムの指す「先端」とは、

髪の毛先、指先(爪)、靴のつま先。

その「3点」がみすぼらしく見えたら、どんなに高価な洋服を着ていたって、

どんなにきちんとメイクアップしていたって、

全ては台無しになる。

 

逆にいえば、その「3点」にしっかり気を配っておけば、

シンプルな装いでも、薄付きのメイクでも、

しっかりと清潔感や誠実さを表現することができる。

 

それほど、「先端」というものが人に与える印象というのは大きい。

 

時間がないからこそ、ものごとの「先端」に気合いを入れる。

「先っぽ」というのは、大事。

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まずは、靴のつま先から。

新品のパンプスの、整ったつま先は美しい。

古びる前に、入れ替える。

ちゃんと歩ける、美しい靴を。

わたしのために、快く毎日を過ごすために。