人生における「おしゃれ」の優先度は、高いほうではないと思う。
でも、「好きなもの」は、はっきりしている。
「好きではないもの」も、はっきりしている。
だから、好きなものだけをクローゼットに集めて、「おしゃれな人」ではなく
「自分の好きなものを選んで着ている人」になりたいと思っている。
「好きな服」は、白い服。さらりとした着心地のブラウス。ちくちくしないニット。
重たくないコート。
「好きな服」は、信頼できる友達みたいな存在。
おしゃべりじゃなくて、むしろ無口で、そしてどんなときも隣にいてくれる。
一緒に笑ってくれて、泣きたいときは静かに寄り添ってくれて、
不安なときには「大丈夫だよ」と背中を押してくれる。
「おしゃれの優先度」が決して高くない私が、「装うこと」を楽しむために心がけていること。それは、「好き」の方向性を、できるだけ絞り込むこと。
色を、形を、ぐっと絞り込む。あれも、これも、詰め込まない。
「好き」の範囲を、狭く狭く、絞り込む。
「色」で絞り込んだ結果は、過去記事にも↓
「好き」だけで選んだクローゼットの中身。手持ちの洋服の半分は白とネイビー。
何色が流行っているか、は、あまり気にならない。
洗い立ての白。清潔なネイビー。「好き」の軸は、そこにあるから。
一か月間、まいにち違うコーデで会社に行かなければいけない、なんていう決まりはないのである。着回しの呪縛、バリエーションのしがらみから、自由になろう。
いろんな色を集めるより、テイストの「幅」を広げるより。
「自分の好きなものを選んで着ている人」に、なりたい。