靴箱は、靴だけをしまうための場所ではありません。
工具や子供の塾バッグ、古新聞などの一時置きも、玄関横の「靴箱」が兼ねています。
「ウイルス禍」で増えたのが、除菌グッズ。
アルコール配合の除菌シートと、除菌スプレー。
こまめにドアノブや電気スイッチなど、家族が頻繁に手を触れる場所を消毒します。
玄関横の「ゴールデンスペース」(腰~胸の高さにある、最も手が届きやすい=モノの出し入れがしやすい場所)に、設置。
取り出しやすさは、使いやすさ。
鎮座。
小さい家なので、「シュークローク」など大きな収納スペースはありません。
玄関横のこの二つに、家族4人分の靴をすべて収納しています。
普段使いの靴は、背の低いほうの靴箱に入れています。
減らして減らして、すかすかです。
使用頻度の低い靴をいくつも増やすより、歩きやすい靴を数足、そろえたい。
いま、「オン」の場面で履いている靴は2足。
どちらも晴雨兼用のエナメルパンプス。グレーと黒。
手持ちの洋服も、白とネイビーを中心にぐっと「色」を絞り込んでいるので、
靴もこの2足で、ほぼどんなコーディネートにも対応できるようになりました。
モノが減れば、手入れや保管の手間が減って、「暮らしが楽になる」のは、事実。
でも、手当たり次第に捨てていくというよりは、「好きなもの」を丁寧に一つずつ、「選ぶ作業」だと思う。
そうして厳選したものたちを、取り出しやすさやしまいやすさを考えながら、適正なスペースに配置していくこと。
選んで、配置して、使って、戻す。そのサイクルが、「片付け」。
思いのほか、シンプルなサイクル。
選ぼう。そして、使いやすい場所に配置しよう。
好きなものだけ。使うものだけ。