天高くクマ肥ゆる秋。収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。
前回に引き続き、クマにまつわる話題クマよ。
クマによる被害が多発している東北地方の各県や市町村に対し、駆除に抗議する電話やメールが相次いでいるそうです。「殺すな」「クマがかわいそう」などと主張し、中には電話口で号泣する人(!)もいて対応した自治体職員の業務に支障が出たケースもあるとか。11月6日には、秋田県の佐竹知事が「感情論が多い。理解を得られるよう国が行動を取って」と要望しました。
「クマが跋扈する地域に人間は住まないほうが良いのでは」と訴えた前回の記事もご参照ください▽
苦情を寄せるのは被害のない地域の住人が多く、同一と見られる人が何回も抗議を繰り返すケースがあるそうです。
ただ、クマの駆除は今年に限ったものではありません。例年、各自治体で実施されています。
今年は特に人里での目撃や住宅地に近い場所での人身被害が多発し、報道もされていることから、「被害のない地域」からの苦情・批判の増加につながっているものと思われます。
クマ駆除への苦情殺到の件について先日、社会派ブロガーの「ちきりん」さんがXで「役所の受付電話も民間みたいに振り分けシステムを導入すればいい」と投稿していました(「熊の駆除に関するご意見は1番を、住民票申請に関するお問い合わせは2番を…」というような)
部外者からの「貴重なご意見」に丁寧に対応するのはコストがかかりすぎます。人口減に伴って加速度的に進む労働力不足。「頓珍漢な苦情&批判への対応」は、マンパワーではなくテクノロジーで解決するしかないのでしょう。一つ一つを「貴重なご意見」などと位置付けて、親切丁寧に対応する余裕などありません。
「駆除でなく保護すべき」との主張を訴えるなら、せめて「クマがかわいそう」などと電話口で感情的に吠えたり号泣したりするのではなく、論理的で冷静な方法で伝えるべき。
文書にして行政の窓口に届けるなり、地方議員に声を上げるなどの方法があると思います。
実際にクマが出没する地域に住み、安全が脅かされている住民がいるのだから。
被害のない地域からの「貴重なご意見」に地方自治体が全力で人力で対応するなんて、コストがかかりすぎます。
電話をかける前に、もう少し冷静に考えて欲しいと思う。
通勤中に見上げた空に、色づいたイチョウが映えて綺麗でした。クマ連中には早く冬眠してほしいです。
明日も愉快な人生を〜。