収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

「意地悪な大人」から学んだ、人生のヒント。

「人生を変えた一言」はありますか。

収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。

私にとってのそれの一つは、小学校6年生の時に、小学校の教師から浴びせられた一言。

 

「あなた、笑った顔が下品だよね」

 

当時、いわゆる校内の児童会に相当する運営委員会の委員長を務めていた私。振り返ってみても教師にも物おじせず、変と思ったことはハッキリキッパリ発言する子どもでした。「ああ言えばこう言う」タイプの性格で口喧嘩も得意だったので、先生にとっては「扱いにくい子ども」だったのでしょう。イベントの準備中、同級生と談笑していた際に、委員会の顧問をしていた男性教師から発せられたのが上記の言葉です。

「生意気な子どもを傷つけてやろう」という意思だったのかもしれません。

 

「笑い方が下品だ」なんて、自分事ながら、分別ある大人が12歳の女子に発する言葉だろうかと、振り返ってみると怒りが湧いてきますが…。ただ、当時、その言葉で自分が傷付いたかどうかというと、割とそうでもなかったと思います。

 

「そうかあ、世の中って、こういう感じかあ…!」と新鮮な驚きをもって受け止めた覚えがあります。

「子どもに辛辣な言葉で悪意をぶつけてくる大人がいること」、そして「社会ではしばしば、容姿や態度といった外見的な指標で分類がなされること」をはっきりと認識するきっかけになった出来事でした。

 

尊敬できない教師ではあったけれども、10代の早い頃に「世の中にはルッキズム(外見差別)に基づくランク付けや価値判断が多くある」ということに気付かせてくれた点には感謝してもいいかなと思います。

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成長するにつれ、尊敬できない人間からの「悪意ある言葉を真剣に受け止める必要はないこと」、そして「人はおおむね外見や態度で判断されるが、好感度を上げる目的のみで外見や態度を作り込む必要はない」ということも学んでいきました。

 

一方で、第一印象レベルの外見(髪型、服装、化粧、表情、姿勢)や態度(元気なあいさつ、言葉遣い、謝罪と感謝)は個人の努力である程度は改善できるもの。「完璧」とまではいかなくても「感じの良い人」レベルには、後天的に引き上げることができる要素です。

 ビジネスや恋愛の場面など必要に応じて好感度アップを目指しつつも、世の中の好感度の基準に迎合しすぎて自分自身を殺す必要もない。

 

「攻撃してくる他者」がいること、「見た目で判断されがちな社会」であることを意識しつつ、自分に正直に、他者に誠実に暮らしていけたらいいね。

 

あなたの日々にとって重要でない人物からの心ない言葉に傷付いて、思い悩まなくてもだいじょーぶ。

 

明日も愉快な人生を~。