「幸福な結婚とはいつでも離婚できる状態でありながら、離婚したくない状態である」
生き方の「背骨」をつくってくれるような言葉に出会うことって、ありますね。
文学少女だった説もある収納しない系お片付けブロガー優多（ゆた）です。
人生の節目で、そっと取りだして、進むべき方向をそっと示してくれるような言葉。
私にとっての、そのひとつが、男女関係や夫婦を描いた文学作品を多くのこした芥川賞作家・大庭みな子さんが残した冒頭の言葉です。
家族との関係、そして仕事との向き合い方に悩んだとき、この言葉を取り出して「指針」にしています。
「いつでも離婚できる状態」とは、何でしょう。
私は「夫婦それぞれが、自立している状態」のことだと考えます。
自立には２種類あって、まずは「経済的な自立」。そして、次に「精神的な自立」。
お互いがそれぞれに、己の生活を維持するのに足るお金を稼ぐ力を持ち、「自分の機嫌を自分で取ることができる」という状態。
経済的にも、精神的にも、依存し合う必要はない。
そんな状態であっても、「結婚」という社会的経済的結合を選び、家族となって一緒に暮らすということ。そして、いざとなれば「離婚」という選択ができること。
それが「幸福な結婚」の土台。
自分とは異なる人格をもった他者と幸福な状態で一緒に生きるために最も必要なのは、「思いやり」でも「忍耐」でもなく「互いの自立」です。
自分の機嫌をとるための桃フラペチーノください。
よりかからず、時に助け合いながら
自立して生きましょう。
明日も愉快な人生を〜
