収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

「家を片付ける」を来年の目標にしてはいけない理由。

「目的」と「手段」が倒錯してしまうと悲劇だよ。収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。

年の瀬が近づき、一足先に「2024年の目標」を、真っさらなノートに書き付けている人もいるでしょう。「部屋を片付ける」と記した人もいるかもしれません。

もしそんな人がいたとしたら、すぐさま修正テープで消すことをおすすめいたします。なぜなら、片付けは単なる「手段」であって、決して「目的」になるような事柄ではないから。

片付けを「来年の目標」に掲げない方が良い理由を述べる前に、まず「目的」と「手段」の定義を改めて確認しましょう。

 

出でよ、愛用の広辞苑(第五版)。

「目的」は「成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ」とあります。

 

そして「手段」は「目的を達するための具体的なやり方」と記されています。

 

そうなのです。

まず「目的」があって、それを達成するためのすべとして「手段」があるのです。

 

モノを極限まで減らした殺風景な部屋。便利グッズを駆使してきれいに整えられた収納。それらは単なる「状態」であって、その状態そのものには何の意味もありません。

 

モノを減らす、収納スペースを使いやすく整える。その手前に、「理想の暮らし」を思い描く工程が必要です。

一例として、私が持ち物を減らして収納術不要の暮らしを心掛けている「目的」を以下に記したいと思います。

私の思い描く理想の暮らしは、

「おいしいお茶を片手に、好きな本を読んで心穏やかな時間を過ごすこと」

この目標(=理想の暮らし)を実現するための手段がモノを減らすことであり、行動動線を意識したシンプルな収納です。

片付けは、家事をできるだけ短時間で終わらせる効率的な仕組みを整え、「本当にやりたいこと」にたくさんの時間を注ぐための手段です。

 

 「片付け」などしなくても理想の暮らしが手に入るのなら、あえて「片付け」なんかに時間を割かなくても良いと考えます。実際、私の両親は、ゴミとも判別がつかないモノが溢れた家で幸せそうに暮らしています。

 

片付けを「来年の目標」に掲げない方が良い理由は、ここにあります。

片付けは、あくまで理想の暮らしを手に入れるための「手段」です。片付けた先に得たいものを明確に言語化して、目的を見失わないようにしましょう。

モノを捨てまくっても、収納グッズを駆使して整理収納の仕組みをつくっても、ほしい暮らしが手に入るとは限りません。

 

繰り返しになりますが、来年の目標に「家を片付ける」などと書いてはいけません。

目標の設定とは、「片付けた、その先に何が欲しいのか」を明確に言葉にすること

 

「片付けた先に手に入れたい、理想の暮らし」が具体的に描けたなら、「片付け」は理想に近づくための最強の武器として大いに機能してくれることでしょう。

片付けにおける「目的」と「手段」は関連記事もご参照ください▽

yuringo738.hatenablog.com

yuringo738.hatenablog.com

明日も愉快な人生を~。