収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

「目的なき片付け」の不毛さについて

収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。

あらゆる場所で「趣味は片付け」と公言しているので、そんなに親しくない知人からも、冗談っぽく「片付けが得意なら、お金を払うからウチもキレイにして欲しい」「書類や資料で散らかったデスクの上を片付けて欲しい」と言われることが時々、あります。

 

本気で依頼している訳ではないのだろうなと察しはつくのですが、流れで会話を続けていくと、こういう知人たちがイメージしている「片付け」って「100円ショップでそれっぽい収納グッズを揃えてきて」「見た目がキレイな状態にすること」を指している場合が多い。

オススメの収納グッズを聞かれることも多いです。「収納グッズは増やさない方が片付けが楽ですよ」と答えると、不思議そうな顔をされることも。「片付け」=「収納グッズ」の連想は根強い…。

 

片付けを上記のようにイメージしている方に、「どうして片付けたいのですか?」と「目的」を尋ねてみると、多いのが「モノが多すぎて〜」「家族に片付けろと言われるから〜」という答え。

ふむふむなるほどネ。でもね、「モノが多い」「家族に小言を言われる」…それって「片付けの目的」ではなく、「(単なる)状態の説明」に過ぎません。

 

「片付けの目的」とは例えば…

「モノがすぐなくなる。探し物に膨大な時間を費やしているので解消したい」「収納グッズを使って見た目はキレイに整っているものの、取り出しにくい状態なので解消したい」といったこと。

つまり、モノが過多だったり収納方法が動線に合っていなかったりといった「片付いていない状態」に起因する暮らしの「お困りごと」を解消する手段が「片付け」です。なので、いくらモノが多かろうと、整頓されず雑多に積まれた状況で放置されていようと、ご本人が不便を感じていないのなら、片付けに着手する必然性は全くないのです。

 

そんな必要のない片付けに貴重な時間を割くくらいなら、バチェラーを全話一挙視聴したりサウナに行ったり公園でバドミントしたりスターバックスでソイラテを飲んだりと、普通に余暇を楽しむことをオススメします。

ソイラテ、好き。

 

ですが、もしも「片付けの目的」、つまり解消したい困りごとが明確ならば、あとは体系化された技術で何とかなります。「モノの置き場所(定位置)を決めてラベリングしましょう」「引き出し収納をやめて並べ置きに変えましょう」といった「片付けのセオリー」に沿って、整えていけばOK。私も喜んでお手伝いいたしましょう。

 

「目的」なきところに、片付け必然性は生まれません。

「収納グッズを買ってきてモノをキレイに並べたのに、いつの間にかまた散らかっている」という場合は、往々にして「片付けの目的」が曖昧な状態なのだと思います。

「目的なき片付け」は、リバウンドの道につながっていますので要注意。

 

「片付け欲」が高まった貴方にオススメの教科書はこちら▽

yuringo738.hatenablog.com

まずは目的地(ゴール)の設定が大事だよ!というお話でした。

 

今日も愉快な人生を〜。