飽きっぽいくせに凝り性な、収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です。
最近、とっても励まされる本に出会ったので紹介させてください〜。
加藤俊徳著「一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方」
2022年(サンマーク出版/税込1,540円)
「大人には大人の勉強法がある」がキャッチコピー。
著者は、1万人の脳を診断した脳内科医で医学博士の加藤俊徳さんです。
大人になってから学生時代にはなかった「勉強欲」が出てきた人や、資格取得のために新しい分野を勉強している人、転職のために新しい知識と技術を身に付けたいと考えている人など、真剣に「学び直し」をしたいと思っている読者に向け、脳科学に沿った「短い時間で新しい知識を脳に定着される方法」を紹介しています。
この本の最大の魅力は「中年の脳こそポテンシャルが高い」と断言してくれている点です。
年を重ねるにつれ「新しいことを覚えるのが苦手になってきたな…」「集中力が続かなくなってきたな…」と加齢の影響を感じるようになってきます。ですが、本書によると、そうした「20代くらいまでの脳の方がイキイキとしてよく働く、だから物覚えも良い」という考え方は間違いなのだそう。記憶力、判断力、決断力など、あらゆるで「学生脳」より「大人脳」のほうがレベルが上なのだとか。
これは全ての中年層にとっての希望の書や〜。
かくいう私も、まさに「学び直し」の真っ最中。1年半前から、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」に触発され、NHK「ラジオ英会話」の聴講を続けています。
本書から「英会話学習」に取り入れたいと思ったポイント3つを選びました。
①2時間勉強するよりも、10分の勉強を12日間続けよう
例えば、同じ120分間を勉強に費やすとしても、休日に2時間まとめて勉強するより1日10分でいいから12日間、毎日コツコツと続けた方が、知識を効率よく「長期記憶」に入れることができるのだそう。「学びたいこと」を常に頭の片隅に置いた状態にして、勉強と脳の間に連続性を作るのが大事なのだとか。だとすると、毎朝15分の「ラジオ英会話」は大人のコツコツ勉強に最適の教材と言えそうです。
②アウトプットを意識しながら勉強する
勉強して覚えた内容を「使いたいときに、いつでも引き出せる能力」を高めるために、常にアウトプットを意識した勉強法を心がけることが大事なのだそう。インプットの際にアウトプットを意識するだけで脳の働きがよくなることが、実験でも分かっているとのこと。確かに「この本を読んだら、内容を紹介するエントリをブログにアップしよう!」とアウトプットを意識して本を読む(=知識をインプットする)方が、より効率的に情報を「自分のもの」にできます。英会話も同様に、「勉強した内容をアウトプットする仕組み」を作ることが大事。英語で「片付けのヒント」を呟くアカウントを作ってみようかな。
③勉強を始める前に5分間、参考書をパラパラ見る
「こんな簡単なことで、勉強の効果が上がるの?」と思いますが、脳の性質を生かすためには勉強に取り組む前に「その全体像にほんの少しでもいいから触れておくこと」がとても効果的なのだとか。マラソンのゴールが42.195km先にあると分かっているからこそペース配分ができたり最後の一踏ん張りができるのと同様に、「試験合格のためにこれだけ学ぶ必要があるのだ」と全体像を掴むことで、脳もスケジュールを立てて落ち着いた状態で取り組むことができるのだそう。「薄い参考書をパラパラめくる」は、全体像を把握するのにぴったりの「一手間」のようです。ラジオ英会話の聴講前に「テキストをパラパラ」はすぐに実践できそうです。
時間は有限だからこそ、「脳の特性」を活かして「得する勉強法」を選んでいくことが大切。何歳になっても学ぶこと、新しい分野への挑戦を楽しんでいけたらいいね。
今日も愉快な人生を〜。