「オシャレ」を狙った商品の、むしろ「オシャレじゃない感じ」って、ある。
逆に、「あくまで自然体」な感じ、ともすると「ちょっとダサめ」な立ち位置の商品に、強く惹かれることがある。
例えば、駅弁…
先日、出張で乗車した特急列車の車内で食べた駅弁…
鮭の焼漬、卵焼き、カニクリームコロッケと見せかけた俵型のお芋コロッケ、筋子、煮豆、パイナップルのシロップ漬、各種漬物、そして白米に黒ゴマ&カリカリ梅
完璧か!
こーいうのがいいんだよ、こーいうのが。
これをミネラルウオーター(いろはす)で流し込むのが最高だね。
既成の仕切りにチョマチョマと詰められた感じもチョイダサで、むしろオシャレだよ。
昔懐かし銀紙のカップケースがところどころに顔を覗かせているのも郷愁を誘う。涙出そう。
オシャレ・ベーカリーのオシャレ・サンドウィッチもいいけれど
オシャレを意識しない、超自然体な鮭の焼漬弁当を支持したい。
この、「ただ、あるがままに」を体現したような素朴さが大きな魅力である「鮭の焼漬弁当」の存在は、私の「片付け観」とも重なる部分があります。
過多な収納グッズ及び複雑な収納術を良しとしない(見た目を過剰に重視した盛り付けをしない)…
「厳選したモノ」をシンプルに「並べ置く」ことを収納の基本とする(基本のおかずを規則正しく弁当箱に詰める)…
むしろ…「ダサめ」が「オシャレ」とすら言えるんじゃないかとすら思ったりすらする。
鮭の焼漬弁当が「超自然体ダサめオシャレ」なら、
崎陽軒のシュウマイ弁当は「ダサめを装った戦略的オシャレ」な気がする。
「無造作ヘア」に通じる計算を感じる。
焼漬もシューマイも、どっちも好きだよ。
片付けも、弁当も、シンプルが一番だよ。
そんな、木曜日。