思い出が詰まったモノを、気持ち良く手放すための一つの手段。
それは「寄付」。
収納しない系お片付けブロガー優多です。
長女が6年間使った、ランドセル。1年生の頃からずっと汚れ防止用の透明カバーを掛けて使っていたので、雨のシミや目立つ汚れが付くこともなく、綺麗な状態で役目を終えました。
小学校を卒業した後は、しばらく子供部屋の棚に置いていました。
中学校に入学して1ヶ月が過ぎ、このほど子供部屋をリフォームしたタイミングで、
思い出の詰まったランドセルを「寄付」という形で手放すことに決めました。
今回、利用したのは全国のイオンで4月30日まで実施していた「思い出のランドセルギフト」キャンペーン。
日本での役割を終えたランドセルを「寄付」としてお客さまより回収し、国際協力NGOジョイセフとともに、アフガニスタンに寄贈する取り組みです。世界中の子どもたちが平等に教育機会を得られるための一助として行われるプロジェクトです
(イオン「思い出のランドセルギフト」HPより)
ランドセルを袋に入れて、最寄りのイオン(ランドセル売り場近くのカウンター)に持ち込みました。
窓口のスタッフに現地への送料1,800円を支払います。
ランドセルを渡して、寄贈は終了。とても簡単です。
「ご寄贈のお礼」として、お礼状とSDGsバッジを手渡されました。
お礼状には、このプロジェクトの目的が詳しく書かれていました。
私たちが寄贈したランドセルは、6〜7月に日本の港から、まずパキスタンに向かい、その後にアフガニスタンの山道を通って、10月頃に子供たちのもとに届くそうです。
なぜ寄贈先がアフガニスタンなのかというと、
同国は女子の識字率や就学率がとても低い状態にあり、ランドセルを贈ることで子どもが学校に通うきっかけをつくり、就学率の向上を目指すためだそう。
※ランドセルは性別に関係なく配布しているとのこと。
我が家では役目を終えたランドセルも、遠い国の子どもたちにまた、道具としての使命を与えてもらえることが嬉しい。
カウンターでお別れする時に、「今までありがとう」と「新しい場所で活躍してね」と心の中で伝えました。
こうした「モノを気持ち良く手放すためのサービス」は、これからも増えていく予感。
リサイクルショップでは引き取ってもらえない「思い出のモノ」(ゴミとして捨てるのは心苦しい)も、手数料を払うことでわだかまりなくお別れすることができます。
これまでに利用した「気持ち良く手放すためのサービス」の一例は、過去記事に▽
気持ち良くモノを循環させていくために。
「捨てる」以外の選択肢が、もっともっと増えるといいなと思う。
そんな、みどりの日。