収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

2022年に読んだ本ベスト10冊を、選んでみた話。

2023年新春におくる「昨年末にやっとけよシリーズ」第2弾、

「2022年に読んだベスト本10冊」です。

小説から評論から漫画から詩歌から漫画まで、心に栄養をチャージしてくれた素敵本を記録しておくよ。

並べてみたよ。

順不同でタイトル(著者・監修者/出版社)を列挙していくよ。

■ヴィルヘルム・ハマスホイ 沈黙の絵画

(監修・佐藤直樹/平凡社

■海をあげる

(上間陽子/筑摩書房

■性と芸術

会田誠/幻冬舎

ミウラさんの友達

益田ミリ/マガジンハウス)

■夜が明ける

西加奈子/新潮社)

■寂しさでしか殺せない最強のうさぎ

(山田航/書肆侃侃房)

■DIE WITH ZORO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

(ビル・パーキンス/ダイヤモンド社

アンゲラ・メルケル 東ドイツの物理学者がヨーロッパの母になるまで

(マリオン・ヴァン・ランテルゲム/東京書籍)

■情報生産者になる

上野千鶴子/筑摩書房

■嘘ばっか

佐野洋子/中央公論新社

 

ちなみに「2022年に発行された本」ではなく「2022年に読んだ本」ですので、悪しからず。

 

ハマスホイは「北欧のフェルメール」と呼ばれる画家。静謐で、どこか不穏な印象がある「誰もいない室内」を多く描いています。不穏、というかむしろ不気味ですらある「誰もいない部屋」の描写に、なぜか強く惹かれるのです。眠れない夜にたびたび開く1冊です。

 

「寂しさでしか殺せない最強のうさぎ」は、1983年生まれ・札幌在住の山田航さんの歌集。表題になっている作品「寂しくて死ぬというより寂しさでしか殺せない最強のうさぎ」って最強の短歌だと思うの。兎年に再読したい最強の歌集。

 

大好き佐野洋子さんの「嘘ばっか」は、副題が「新釈・世界おとぎ話」となっています。シンデレラ、白雪姫、ヘンゼルとグレーテルといった誰もが知っているおとぎ話が、佐野さんの毒とユーモアで「新しい解釈」として味わえます。私のお気に入りは「かちかち山」。

 

ミウラさんの友達」と「DIE WITH ZERO」は過去記事に詳しく紹介したので、宜しければご参照くださいませ▽

yuringo738.hatenablog.com

yuringo738.hatenablog.com

2023年も「一人でやっていて惨めに見えない数少ない趣味」読書を楽しみたいと思うよ。

今年は文学フリマや読書会にも参加してみたい。

ひとりでも楽しめるけど、仕事や肩書きを抜きにした「読書友達」ができたらきっともっと楽しいと思うの。

 

2023年も素敵本にたくさん出会えますように。

そんな、金曜日。