本は「出合った時」が「読むべき時」なんだよナァ(BYゆたりんご)
冷房の下で読みました。
枡野俊明さん著「仕事も人間関係もうまくいく 放っておく力」(三笠書房)
枡野俊明さんって、どんな人?
著書紹介によると…
禅やシンプル生活についての著書多数。
副題は「もっと『ドライ』でいい、99の理由」。
99項目について紹介されているので、特に印象に残ったフレーズを備忘録的に記しておこうと思います。
孤立しない。でも群れない
ーほとんどの人は敵でも味方でもない
とりわけ気をつけるべきは、自分とは意見や考え方が違う人を「敵」と見なさないようにすることです。「敵」と思った瞬間、自分自身の平衡感覚が狂うからです。
…わっかる! 気の合わない人や、何となく気が合わない人を「敵」と見なすのは心身が消耗するし良くない。孤立せず、かつ群れない。特に職場では、そんなスタンスでいたい。
自分を盛らない
ー小細工すると、よけい人に笑われる
自分ではまわりに笑われまいとやっていることが、逆に「あの人、盛るのに必死だよね」と笑われる結果にならないとも限りません。それよりも自分の内側に目を向けて努力を続けましょう。
どきっとしますね。自分を実力以上によくみせようとか思うのは不毛だな。
“不用品”を処分する
―モノを捨てれば心も軽くなる
不用品はいうなれば、「体に不調をもたらす、増えすぎた中性脂肪」のようなものです。
枡野さんの言葉、響くわあ…増えすぎた中性脂肪って…。
禅の教えは「片付け」とのかかわりが深い部分があるなあと感じていたけれど、この本にも端々に「片付け」につながる言葉が散りばめられていて、読んでいると片付けたい気持ちがぐんぐん高まります。中性脂肪、手放したい!
「捨てる」のではなく「手放す」
―モノの命を生かしながら処分する工夫
自分の手を離れても、それを必要とする人の手に渡れば、その “モノの命”は救われます。
「モッタイナイ」の金科玉条で、不要物を抱え込んでいる人は多いと思う。私もブログでは「捨てる」という言葉はできるだけ使いたくなくて、「手放す」という表現を使うことが多いのだけれど、なるほど「手放す」には「捨てる」ほどの後ろめたさがないんだよな。未来に進むための、前向きなアクション。それが「手放す」ことなんだよね、きっと。モノも人間関係もね。
主体的、絶対的に生きる
ー「みんな」に流されない生き方を
「実態のないみんな」は視野の外に」追いやり、もっと主体的に人生を生きることを心掛けましょう
んだ、んだ。その通りだ。
得意なことを磨き上げる
ー苦手なことは“得意な人任せ”に
苦手は苦手のままでいいではありませんか。(中略)苦手なことは嫌いなこと。できればやりたくないから、なかなかやる気になれないし、成長スピードも遅いのです。社会人としての基礎をひととおり身につけたなら、そろそろ苦手なことから自分を解放してあげませんか?
料理も掃除も美容も、「得意で好き」なら楽しいけれど、苦手なのに無理してやってもつらいだけだよね。好きなこと、得意なことに注力しよう。私は揚げ物をしないし、ジャムも煮ません。(そういうこと?)
読むほどに持ち物も思考も人間関係もシンプルにしたい熱が高まる本の紹介でございました。興味ある方はぜひ、ご一読ください。
さて、そうめん茹でてきます。