収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

「急須は二つ、必要か?」問題について。

愛用の広辞苑・第5版(電子辞書に内蔵)で「急須(きゅうす)」を引いてみますと、「茶葉を入れ、湯をさして煎じ出すのに用いる、小さな土瓶(どびん)」と簡潔に紹介されております。土瓶…!

つまりは、お茶をいれるための道具。ティーポット。

我が家には、急須の役割を持つ道具が二つあります。

一つ目は、金属製品で有名な新潟県燕市のメーカー工房アイザワ」の、ステンレス製。二つ目は、食器類を中心に展開する「KINTO(キントー)」のガラス製

 

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工房アイザワの方は、もう10年以上使っている愛用品。木製の持ち手も年季が入ってきてます。

 

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↑「KINTO」のガラス製ティーポットは、2年ほど前に近所のカルチャーセンターで「紅茶講座」に参加したのをきっかけに購入したもの。工房アイザワに比べて内部が広々としているので「茶葉が踊る」のがポイント。

 

「KINTO」は紅茶専用というわけではなく、緑茶もほうじ茶も淹れることができる。だから、工房アイザワの方は手放して、ガラス製の「KINTO」のみを残そうと考えたこともあったのだけれど…。

 

やっぱり、愛着のある、このフォルム。

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熱湯を注ぐと熱伝導で表面が熱々になる(ときどきヤケドしそうになる)のも、また愛し。

道具としての「急須」は一つで十分なのだろうけれど、10年使ったからこその、このステンレス製急須に抱く愛しさは、ほかの急須で代用することはできない。

この子は、まだ私の手元に置いておきたいの。

 

さて、食器棚の一画に、静かに並ぶ二つの急須。

まるで、新しく家にやってきた子猫(中央・KINTO)と、もともといた年上の猫(右・工房アイザワ)みたいに、微妙な距離感を保ちながら…。

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道具(ツール)としてのモノと、愛着のある宝物(トレジャー)としてのモノ。

役に立つモノと、愛するモノ。

どちらも大切で、どちらにも価値がある。

 

結論 : 私には、急須は二つ、必要だ。