収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

それを「人脈」とは呼びません。ので、捨てましょう。

収納しない系お片付けブロガーの優多(ゆた)です

かの有名なアンパンマン氏におかれましては愛と勇気だけが友達とのことでありますが、このところの私の友人はシュレッダーとゴミ袋です。

年度末の「ひとり捨て祭り」を淡々と、だけど燦々と続けているのであります。ひさびさに感じる捨てハイの高揚感。アドレナリン出てる出てる。心身が活性化し、空間も整っていいことしかないよ。

 

さて先日、使用済みノート30冊を処分して、現在は「古い名刺の処分」に着手しています。

 

顔合わせのたびに増えていく名刺。最近は紙に印刷しない「オンライン名刺」で対応する方もいらっしゃいますが、まだまだ一般の会社では紙の名刺を交換するのがビジネスマナーの主流です。

 

会社員や行政関係者の場合、新年度は部署異動や昇進、退職や転職などにより「昨年度の名刺」の情報が古くなるケースが多発します。

これは「組織の看板」を背負って仕事している者の宿命。「名刺に刷られた肩書」は1年ごとに更新されていきます。

 

気付けば束になっている名刺。今後も連絡を取る可能性がある方の情報のみスキャンしてデジタルデータとして保管、現物はサクサクとシュレッダーにかけて手放していきます。

 

引き出しの奥に眠っている、顔合わせで1回会っただけの「名前を見ても顔が思い出せない人」の名刺は、スキャンせず処分。これで困ったことはありません。

 

現在進行形で一緒に仕事をしている方であれば、メールの履歴で連絡を取り合うことができます。

仕事で知り合ってウマが合えば、個別にLINEを交換するなどして「組織の肩書に左右されない関係性」に移行していくでしょう。

 

かつて異業種交流会という名の「名刺交換会」が流行りましたが、それ系のお手軽なイベントで顔を合わせただけの人間関係が、私にとって血の通った「人脈」になるなんてことはありませんでした。

遠回りのようでも、お互いにリスクを取って一緒に仕事したり、腹を割った話し合いを重ねたりして地道に関係性を築いていくしかない。

と、40歳を目前にした今、しみじみと思います。

 

焦らず、コスパやタイパなんて言葉に振り回され過ぎず、年に1人か2人でも、地道に「信頼でき人間関係」を社外に増やしていくこと。

名刺を処分しても繋がっていける「血の通った関係」を築くこと。

 

ひとり黙々と捨て祭りに取り組みながら、自分自身の「生き方の軸」を見つめ直している3月の日々です。