ムラで唯一の公立中学校にて美術部の部長を努めた経験があります、収納しない系お片付けブロガー優多です。本格的に「アフターコロナ」となる今年は、県外の大型企画展にも積極的に出向いているよ。
先月は東京へ、アートをめぐる一人旅に出かけてきました。
ユーモアと風刺が効いた市原えつこさんの「未来SUSHI」、松田修さんの映像作品(スナック太平洋)が特に印象的でした。
どちらの展覧会でも有料で配信している「音声ガイド」を購入しました。
エゴン・シーレ展ではイヤホン式の機器を貸し出す方式。
六本木クロッシング展は、窓口で案内されたQRコードから音声をスマホにダウンロードする方式。いずれも料金は600円ほどでした。
この「音声ガイド」。
お金がなかった学生時代は「数百円の追加料金」を払うのに躊躇していましたが、最近は一人で美術展に行くときは、積極的に利用しています。
初めていく旅先で、地域の見どころや成り立ちを説明してくれるガイドブックが役立つように、音声ガイドは「美術展の案内役」となってくれます。
作家が活躍した時代や当時の美術界の事情、作品に込められたテーマを聞きながら会場を回ると、より一層作品を身近に感じることができます。
入館料にプラスして支払う必要がありますが、せっかく交通費と時間をかけて美術展に行くなら、音声ガイドを相棒に、作品がつくられた背景を想像しつつ鑑賞するのが費用対効果は高そうです。
音声ガイドなら、聞き逃したところや立ち戻って鑑賞したい時にも、何度も繰り返して聴くことができますし…(一人旅のメリットです)。「形がないもの」ですが、投資する価値のある数百円だと思っています。
物価高で縮こまりがちな日々ですが、
こんな時こそ積極的に、「形のない経験」に時間とお金を使っていきたいと思う。
アートに触れるひとときが、また働くモチベーションを高めてくれたりもするから。