何を差し置いても投資すべきこと、優先順位を上げて備えておくべきことがあります。
それは「防災対策」。地震や豪雨、豪雪など日本各地で「未曾有の大災害」が毎年のように起こっている今、「もしも」を想定して日頃から備えておくことはとても大事なことです。
年明けに、ある防災グッズを購入しました。
アルファベットの形をした、防災用の笛です。
災害時に救助を求めるのに使うため、人の耳に聞こえやすい周波数、高音域の音が出るよう工夫されています。
「めがねのまち」として知られる福井県鯖江の工場で作られていて、
素材はメガネフレームに使われるセルロースアステート。
下の部分に「笛の吹き口」がついています。
「プラスジャック」という会社が展開する「effe(エッフェ)」という笛のアクセサリーブランドのものです。通販で、娘と自分用に計3つ購入しました。同封されていたサンクスカードも温かみがあって可愛い。
同じく同封されていたカタログから、引用させていただきます。
鯖江市防災課の方より、「めがねの素材はとてもきれいなので、アクセサリーのような笛はできないでしょうか?」という依頼を頂きました。
聞けば阪神大震災以降、県や市は防災意識を高めようと笛を配布したが、多くの人がカバンの中にしまいこみ、これではいざという時に使えない。
それを解決し、普段使いできる笛のアクセサリーを作ってみようと思ったのが、effeシリーズが生まれるきっかけになりました。
effeというブランド名には、「えっ、笛?」と驚くような、笛の概念にとらわれないものを作りたいという職人さんたちの思いも込められているそうです。
そうなんです。
一般的な防災笛って、普段から身につけたくなるような素敵なデザインのものが少ない。
「命を守るための製品なのだから、可愛さなんて求めるものではないでしょう」と言われてしまえばそれまでだけど…。どこかにしまい込んで、いざという時に使えなかったら元も子もない。
「命を守るための製品こそ、可愛くあるべし」と発想を転換するのがいいと思うの。
effeのラインナップはネックレス型や動物モチーフなど多彩で、ギフトにも喜ばれそう。
価格はデザインによって2千円〜4千円台です。
夜中の「もしも」に備えるために、娘の笛はキッズケータイに付けて就寝時に枕元に置いてもらっています。
「防災グッズ、ちゃんと備えなきゃ…」と思いつつ先延ばしになっている方の、最初の一歩におすすめしたい素敵笛です。
夜遅くに一人歩きをする際などにも、持ち歩いて安心の防災グッズかと思います。
28年前の教訓を忘れずに、娘たちに伝えていくこと。
小さな防災グッズは、その一歩でもあります。