存在そのものに「哲学」を感じるモノに、思いがけず出逢った時の感動ってありますね。
例えば本日、出張先で初めて入った中華料理店で食べた、1杯のラーメン(600円)
古いビルの1階にある、10人も入れば満席の小さなお店。食品サンプルが並んだショーケースはいい感じに茶色くなっていて、店主のおじいさんと奥様らしき女性が2人で切り盛りしている「昔ながらのラーメン屋さん」。
カウンターで「ラーメン」(600円)を注文して、
スポーツ新聞をめくっていると、5分足らずで丼が到着。はや。
細麺で、スープは透き通って、あっさりとしみじみと、ひたすら「ラーメンのスープ」に徹していて、具はメンマと刻みネギとチャーシュー1枚、なると。
「ラーメン」であることに徹した、まさに「ラーメン」。
スープを蓮華で掬って口に運びながら、心の底から願いました。
「このラーメンのように、シンプルに生きたい」と…。
刺激的な調味料や具材を足して「他店との差別化」を狙うでもなく
低価格のみを追求して手を抜くでもなく
ただ、ひたすらにしみじみと美味しいラーメンである、というシンプルさ。
志を感じるラーメンとの邂逅を果たし、有意義なランチタイムとなりました。
▽シンプルで愚直さを感じる外食メニューに惹かれがちなお年頃なのです。
▽旅先では、空間に「哲学」を感じて心踊ることも。yuringo738.hatenablog.com
1杯のラーメンだったり、1冊の本だったり、1人の友人だったり、1軒の宿だったり。
「理想のシンプルライフ」に通じるモノやヒト、コトと出逢うのは嬉しい。
1杯のラーメンにも、シンプルライフの哲学が潜んでいる。
そんな、火曜日。