おこんばんは。暑いという感想しか出てこない土曜日、皆さまいかがお過ごしですか。
持ち物を減らして「収納術不要の暮らし」を目指す、収納しない系お片付けブロガー、優多(ゆた)です。
ブログネーム「ゆた」の由来は「湯たんぽ」(冬季に足元を温めるため、熱湯を注いで使う金属やプラスチックでできた円盤形の容器)なのですが、こう灼熱の日々が続くと名乗る度に体感温度が上がる気がして切なくなってきます。
さて
「片付け」の目的って何でしょう。
「持ち物の量や配置を住む人の特性に合わせて最適化することで、行動動線を整えて心地良い居住スペースを作ること」は、もちろんですが、
私はそれ以上に「気楽に生きられるよう、思考をシンプルに整えること」が、片付けの重要な目的だと思っています。
片付けって、つまりは「必要なモノを選んで、使いやすい場所に配置すること」。
「必要なモノを選ぶ」ってことは、「不要なモノを手放す」ことと同じ意味です。
モノが溢れた部屋では、使いたい時に使いたいモノを取り出すのに困難が生じます。
「不要なモノ」を取り除いて、すっきりと整えることが「空間の片付け」。
空間の片付けをしていると、
「自分にとっての要不要」の価値基準が明確になっていきます。
部屋を片付けていると、気分がすっきりしてくるのは、「価値基準」が明確になることで、アタマの中に詰まった余計な情報や思考が、自然と整理されてくるからだと思います。
「あーあの時、あんなこと言わなきゃ良かった」とか…
「あの人のあの行動、もしかしたら私への当てつけ…?」とか…
「将来、あんな不幸やこんな不幸が起こったらどうしよう」とか…
考えても仕方がない過去の失敗や、
他人の行動の裏読みや、
将来に対するネガティブな予測や、
そんなのばっかり考えているのは、いろいろツラい。
ある程度の気楽さを身に付けていかないと、本当にツラい。
「自分の力が及ばない領域のこと」を、考えすぎないこと。
過ぎたるは及ばざるがごとし、とはよく言ったもので
必要以上に抱え込んだ持ち物は私たちを幸せにはしてくれないし、
必要以上に悩んだり心配したりしても、全く幸せにはなれません。
何だか暗い気分の、そんな日は。
引き出しを一つ、片付けましょう。
「必要なモノ」と「要らないモノ」を、手を動かして分けているうちに、
思考もシンプルに整って、ちょっと気楽になれると思う。
「気楽に生きられるよう、思考をシンプルに整えること。
私は、これが片付けの重要な目的で、最高の効果だと思っています。