「思い出の品」は、押し入れや納戸に詰め込むんじゃなくて、
心のなかの、大事な場所にしまっておけば、いいと思うの。
朝の通勤電車で車窓を眺めているときや
夜、湯舟に使っているときにそっと取り出して
心のなかで、そっと愛でる、という楽しみ方も、あると思うの。
別れた恋人からもらったアクセサリー。
卒業記念のマグカップ。
過去の日記帳やスケジュール帳。
「モノ」として保管しておくことが、逆に精神的な重しになってしまっているってこと、あると思うのです。
「モノ」として保管しておくためには、場所と手入れの時間、というコストもかかる。
「今の自分」には、もう必要ないなあ。と、思ったら、
その「思い出」、思い切って手放してみてはどうでしょう。
「過去の自分」の荷物を降ろして、すこし身軽になることで、
「新しい道」が見えてくることもある。
年末大掃除の季節。
「思い出の品」とも、快くお別れを。モノは手放して、楽しくてあたたかな思い出を、心の大事な場所にしまっておこう。
えいやっ、と手放すことで、新たな境地が見えてくることもある…と、
思うんだ。