何かひとつ、失敗したり思うようにいかないことがあると、
ネガティブ思考のスパイラルにはまって、地の果てまで落ち込む。
私の、悪いくせ。
「家族が協力してくれないから、自分の時間が持てない…」
「上司の采配が下手なせいで、気持ちよく仕事ができない…」
さらには
「新型コロナウイルスのせいで、遊びに行けない。ストレスがたまる…」
部屋が散らかっているのも、
仕事がうまくいかないのも、
感染が怖くて旅行を泣く泣くキャンセルしたことも
つい「他人のせい」「なにかのせい」にしている自分に気が付いて、
自分の底意地の悪さにさらに落ち込む、という、悪循環。
そんなときに、心の引き出しから引っ張り出してくるのは、この言葉。
「過去と他人は、変えられない。未来と自分は、変えられる」
フォーカスするべきは、自分で「オールを握ることができる」部分。
どんなに他人の行動を愚痴ったところで、
私には彼ら彼女らの思考や行動を制限する力も権利も、ないのだから。
自分で「選ぶことができる」事象にのみ、集中しよう。
家族が片付けても、片付けなくても関係ない。
私が、片付けるか、片付けないか。それだけ。
上司の采配が悪いか、そうでないかは関係ない。
私が、自分の目の前の仕事に集中できるか、できないか。それだけ。
そう考えをスイッチすれば、
「自分の力が及ぶ範囲」で努力できることは、たくさんある。
自分の思考や行動を、自分で「選ぶ」って、大事なことだ。
モノも、いっしょ。
おいしいパンを選ぶ。気に入った色の皿を選ぶ。
好きな素材の布巾を選ぶ。良質なオイルと、はちみつを選ぶ。
機能性の高いキッチンツールを、選ぶ。
暮らしは、「自分が選んだもの」で、できている。
人生は、「自分が選んだ思考と行動」で、できている。
他者のせいにするのはやめて、自分で選ぼう。
私の人生だもの、私の責任で。