収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

「無駄なモノ」の価値。愛すべきガラクタについて

生きていくために必要な

「必要最小限のモノ」って、何でしょう?

 

ゆたたんの会社が入ってるビルの1階は、ちょっとしたイベントができるホールのような空間になっていて、

その一画に子供向けのガチャポンが並ぶコーナーがあります。

 

1番人気は、大人気アニメ「鬼滅の刃」のシリーズ。

ゆたたんの娘ズ(小4&小2)もハマってまして、子供の喜ぶ顔見たさに、

私は小銭が貯まると折に触れて昼休みにガチャポン回しております。

 

で、昨日もひとりでガシャッと回してみたら。

長女が大好きな、胡蝶しのぶちゃんのグッズが出た〜!

やった〜!

小躍りしながら職場に戻ると、

同僚から「ガチャポンのおもちゃとか、ゆたたんさんが一番嫌いそうなモノだと思ってた。意外〜。」との言葉‥

 

書類をばっさばっさ処分したり

意味不明な粗品を片っ端から拒否したり

私の捨てまくり体質は職場でも割と知られるところなので、

同僚はガシャポンのおもちゃという「暮らしていくのに必要でないもの」に金を出して喜ぶ私の姿に

違和感を感じたのかも知れません。

 

でもね。

 

モノの価値って何だろう?と考えてみると、

ラクタみたいなおもちゃが、

人生を彩るアイテムになっていてくれたり、

するんだよね。

 

私は仕事で帰りが深夜になることも多くて、

もちろん学童への迎えも間に合わないから平日はシッターさんを頼んでいるし、

休日に出勤することも少なくない。

子供たちには寂しい思いをさせているなーと感じることが多いからこそ、

「鬼滅」なガチャは、コミュニケーションツールのひとつだったりするのです。

実際、しのぶちゃんを連れて帰ったときの長女の喜びようたるや。

ガチャ代300円以上の価値があるよ。

 

そして、

この今は飛び上がって喜んでいるガチャのおもちゃが、遠くない将来、

娘にとって「過去のモノ」「不要なモノ」に変わっていくことも、予想がつく。

 

あるひととき、喜びを与えてくれるモノ。

 

永遠に手元に置くようなモノではないかもしれないけれど、人生の一瞬を確かに彩ってくれるもの。

 

そういうモノって、確かに、ある。

 

記念日にもらう花束や、

七五三の髪飾り、

ワンシーズンで着倒すファストファッションの洋服も、そうだと思う。

 

モノと人間の関係には、

賞味期限がある。

 

死ぬまで持っていたいモノ(賞味期限が長い)もあれば、

一瞬で終わるモノ(賞味期限が短いモノ)もある。

どちらが良い悪いではなく、

その賞味期限を意識しながら

モノと向き合っていくのが大切なんじゃないかな。

 

「生きていくのに必要な最小限のモノ」のなかには、

ある程度の「無駄」や「がらくた」が含まれているべきなのかも。

 

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ウイルス禍で家にいる時間が増えて、

花を飾る楽しさに気づいたよ。

これも、ちょっとした「美しくて贅沢なムダ」。

枯れたら潔く、「ありがとう」の思いを込めて、さようなら。