収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指しています

ミニマリストの買い物は「戦い」…愛用品との別れ

暑い日は、お蕎麦が美味しいよね!

そんなこんなで今年の夏も大活躍だったのが、

愛用の「蕎麦ちょこ」です。

 

温かみのある白色。

丸みを帯びたフォルム。

蕎麦つゆだけじゃなく、

アイスを盛ってもコーヒーを淹れても、いい感じ

 

そんな大好きな、あの子が…

あの子がっ…

 

私の不注意(洗って食器棚にしまう時に手がすべった)により

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ぱっりーん。

割れてしまったんだぞな、もし。

 

蕎麦ちょこ…

もう、10年以上の付き合いだったと思うの。

地元で開かれたクラフトフェアでみつけて、

ふたつ買ったの。

 

同時にふたつとも、割れてしまった。

(重ねたまま落下したため)

 

モノとの別れは、突然、やってくる。

 

「収納術不要」の暮らしを追い求める系ブロガー(何それ?)な私、

もともと、そんなにたくさん食器は持っていない

4人家族で、計70個。

yuringo738.hatenablog.com

 

1枚の皿、1客のコーヒーカップ

1個の蕎麦ちょこ

それぞれに手に入れた時の思い出があって

たくさん使った日々のストーリーが詰まった

大事なモノたち。

 

それが、、、

跡形もなく割れて、使えなくなる。

儚い。

人偏に夢、と書いて、はかない。

 

しばし茫然。そして、欠片を丁寧に、新聞紙の上に拾い集める。

「一緒に暮らせて楽しかったよ。今まで、ありがとう…」

それは大好きなモノへの、弔いの言葉。

 

我が家の食器棚に

蕎麦ちょこ2つ分だけ、ぽっかり穴が開いたような

そんな気分を抱えながら

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↑左上のふた付きポットの横が蕎麦ちょこの「居場所」でした。

 

喪失感と感傷を抱えながら、私は

「次」の買い物のことを考え始める。

 

どんな子を、我が家に迎えようかしら。

今度も白色がいい? それとも…

デザインは? どこで買う?

 

そう、「別れ」の次には、

「出会い」が待っているのです。

 

たくさん持たないからこそ、

「日常品」の買い物は

一種の「エンターテインメント」。

そして、人生をかけた戦いともいえるのです。

 

てきとーな店で、てきとーに選ぶなんてこと

できない。

 

めちゃめちゃ吟味して「選ぶ」。

「ちょっといいかも」レベルのときめきでは、買わない。

 

「新しい蕎麦ちょこ」が我が家にやってくるのは

一月後か…3か月後か…

はたまた半年後か、1年後か…

 

アンテナを張っていれば、しかるべきタイミングで、

モノとの出会いはやってくる。

「出会い」を待ちつつ、蕎麦ちょこのいない「ちょっと不便な生活」を

過ごしていきます。