片付けよう! と、本気で思ったら。
まずやることは、100均とか無印とかに駆け込んで収納グッズを買うこと、ではない。
むしろ「収納グッズを捨てる」ことこそが
片付けのスタート地点なのでは、とすら思う。
だって、収納スペースを増やせば増やすほど、
それに比例してモノも増えていくよ。
モノの総量が増えれば、
「不要なモノ」も、やっぱり増えていくよ。
収納スペースが小さければ
「モノがあふれたら」、要不要を見直して
適宜、手放すチャンスもあるかも知れない。
でも、なまじ収納スペースがたくさんあると‥。
どうなるかは、推して知るべし。
5年前に家を建てたとき、
設計士さんに「削ってください」と伝えたスペースの一つが、
「パントリー」。いわゆる食材のストックスペース。
食器棚の横にある、この白い棚に、
お菓子やパスタ、缶詰めなどのストック食材や常温野菜、だし類など必要十分な品物は納まる。
アパート暮らしが長かったから、パントリーのない生活にも慣れていたしね。
床下収納なんかも、不要ですと伝えました。
大量には収められないこのスペースでも、
ときどき「賞味期限切れ」の食材が発生してしまう、不思議‥。
元来ずぼらだから、たくさん持つと、管理ができなくなってしまう。
モノの管理に、忙殺されたくないの。
把握できる量の品物を、適切な場所に収める。
片付けって、
そんなシンプルな作業のこと。
おしゃれな収納グッズを揃えることでは、
決してない、と思うのです。