収納しないブログ

持ち物を減らして収納術不要の暮らしを目指す、ミニマル志向の30代。

「粗品」の、罠

コーヒーはマグカップでガブガブ飲みたい、

ゆたたんです。

家の片付けと、社会のあらゆる問題って

ものすごく関係が深いものだと思っています。

ペットボトルやビニール袋の流出により海が汚染される「海洋プラスチック問題」が深刻化しています。

使い捨てペットボトルはやめて水筒にしよう!

エコバッグを持参して、レジ袋は断ろう!

いずれも、小さな宇宙船地球号の未来を思っての尊い心掛けだと思います。

 

私はそこへもう一つ、提言したい。

粗品」文化を、撲滅させよう。

 

コーヒー飲みながら、ゆるゆると綴ります。

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さて、粗品

銀行や保険ショップ

付き合いのある近所のお店だったり、

契約しているガス会社や新聞販売店

住宅メーカー。

「ご愛顧に感謝して」の名目で手渡される、

もしくは郵便受けに放り込まれる、

企業名がデカデカと入ったカレンダーや、

キャラクターのぬいぐるみ。キーホルダー。

ロゴ入りの弁当箱やエコバッグ。ぺらぺらのタオル。

 

こういう、企業活動の一環として生産された「無料」の品々は、

気がつくと家庭内に我が物顔で侵入してくる。

お金を出してまでは買わないけど、

「無料」で貰えるならば、貰っておこう〜と、

そうして一度家の中に入れたならば、

案外丈夫で壊れることもなく、

いつまでもいつまでも家の中に居座り続ける。

 

こういうモノたちの堆積が、

日本で「片付けブーム」が終わらない理由のひとつなのではないでしょうか。

 

知らぬ間に収納スペースを埋めていく、

「無料で不要なモノたち」。

 

日本の家々を雑然とさせ、

シンプルで機能的な暮らしからも対局にあるような、前時代的ともいえる、

この「粗品」の文化。

と、いうか習慣。

やめませんか?

と、常々おもう。

資源の無駄だと、思いますの。

環境問題を考えるなら、

レジ袋の有料化もいいけれど、

「無料」の粗品配布をやめることも

同時並行でやるべきでは?

 

もちろん生活者である我々も、

不要な粗品については

「要りません」と断る習慣を持つことも必要です。

 

粗品でもらうような、

ペラペラのエコバックの大量生産なんて、

全然、エコじゃなくない??

 

同じ意味で、付録付きの雑誌にも目くじらを立ててしまう、わたしです。

 

そんなアンチ粗品なゆたたんの家に、

最近やってきた、この子。

ある日、郵便受けの中に放り込まれてた。

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ロゴ入りのボールペン(写真には写ってませんが、裏面に印刷有り)

先端は何故か派手な蛍光ピンクですが、インクの色は黒です。

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スイッチを押すと、先っぽが光るのよ‥

 

妙にシュールで、かわいくなくもなくない(どっちだ)‥んだけれども、

手放します。

 

だって、私の家には、

書き心地が良くて、見た目もシンプルな

「お気に入りのボールペン」が、すでにあるのだもの。

 

「自分で選んだわけではない」

「企業名が印刷された」

「妙なデザインの」

「書き心地も良いわけではない」

ボールペンを、置いておく理由がないのだもの。

 

「使えるものを捨てるなんて、もったいない」

そう考える人も、いることでしょう。

減るものじゃないのだから、とりあえず貰っておいて、そのうち使えば? と。

でも、お気に入りのボールペンがあるのに、

わざわざ粗品ボールペンを使う日がくるとは、

思えないのです。

本当にもったいのは、

てきとーなデザインの

てきとーな粗品を大量につくって、

受け取り手の要不要にかかわらず、

「無料」名の下に、

配布してしまう行為なのでは?

 

粗品ボールペンだって、資源です。

できれば捨てたりしたくない。

だから、知らぬ間に郵便受けに入れたり、

してほしくない。

使えるモノを捨てるのだって、ストレスを伴う行為なのです。

粗品って、罪深い。

 

作り手の企業の側も、

受け取る側の生活者も、

粗品」について一考する必要があると

思っています。